「病気」を含む小説

　ストレスで心を壊した結果、心身に出た影響を書き綴ってみました。 　辛い状況にある方、身内や友人の長時間労働が気になる方、自分のボーダーラインを把握しておきたい方に判断材料とし…

「私」と少年は、重い病気を抱えていた。孤独に震える私は、無理だと分かっていても彼にすがりつく。……すがりつく、しかなかった。 ──私を置いていかないで、と。 ──私より先に死なな…

私の声は誰にも届かない。 私の言葉は、誰にも届かない。 幼い頃に「心因性失声症」と医師に診断された琴葉。普通に話していても周りには届かず、声を発しても周りには聞こえない。そんな…

ほのかは幼い頃から体が弱く、よく熱を出していた。 そんな彼女に父は言う。「ほのかの体の中には小人さんたちがいっぱいいて、病気と戦ってくれるんだ」と。 性別のない「ヒーロー」の話…

10年前とある高校に平凡な高校生、竹山聡志と同じ高校に通うガツガツ系女子高生、山之内智花がいた。 聡志は智花のことがこの世で一番、誰よりも嫌い。 智香は聡志のことがこの世で一番、…

ハイパーサイメシア。 　一度見たものを忘れられず、過去の記憶は細部まで思い出せる病気。 　そんなハイパーサイメシアである女子高生の島崎彩花は、授業中にも居眠りをし、余計なもの…

なぁなぁで世話焼きの幼なじみとくっつきそうになっている病弱な女の子がこれでいいのかと不安を覚えて昔から知ってるあんちゃん(バツイチ)に相談する話。 結びの季節(恋する季節)が一年…

力を手にした少女は影を纏いて、戦う。

保育士の篠原もみじは突然落とし穴に落ちて異世界へ。そこにはモフモフの狼になれる可愛い兄妹、セネカとヒミカがいた。もみじはどうやら異世界でお鍋やしょう油を取り出せる能力を持っている…

寺倉篤燈は、誰かに感謝されることが絶対に無いよう、常に細心の注意を払っていた。 なぜなら彼は、ヴォーバス・セルシュリッチ・キャリュムリー・シンドロームという、十億人に一人しかかか…

宮藤真道の恋人である美月優里奈が心の病気になった。 彼女は真道のことを彼だと認識できなくなってしまった。そして母親の亜紀のことも。 真道は心から優里奈のことを愛していたし、優里奈…

田中六朗、18歳。 原因不明の発熱が続き、ほぼ寝たきりの生活。結果死亡。 気が付けば異世界。10歳の少年に！ 女神が現れ話を聞くと、六朗は本来、この異世界ルーセリアに生まれるはず…

龍の恋人の和菜は、焼き鳥しか食べられない病気になってしまった。龍は、和菜にできるだけ幸せな焼き鳥ライフを送ってほしいと努力する。

神奈川県のとある場所で女性の遺体が発見された。 五体不満足な状態で。 他の部位は一体何処に遺棄されたのか。 犯人の動機は何なのか。 彼女はどんなひとだったのか。 事件を追う刑事を…

雲、花、木、、、外にはいろんな現象が起きている。その一瞬一瞬を撮り収めたい、二人の物語

　狩猟や屠殺界隈で有名だった相見優香の亡き祖父、桂爺。幼少の優香はいつも祖父と過ごし、山を知り、命を知った。 　しかし状況は変わるもので、優香は就職とともに田舎を離れた。それはそ…

僕はもう、生きたくないんだ 先天盲という目の病気を患う16歳の青年、稲穂。生きることへの辛さ、自分を苦しませた人への憎悪を胸に施設の屋上へ立つ。今にも飛び降りようとした時、聞こえ…

上記のキャッチコピーは、ずいぶん前に好意を持っていた女性をデートに誘いたくて言った言葉。 まぁ、玉砕だったのはキャッチコピー見たら分かるよね…(´;ω;｀)。 …それはともか…

「あの日助けて頂いたナカツルと申します」 　助けたなんてとんでもない。二〇一九年のある日、都内屈指のゲイ・タウン宿木橋にてノンケながらバー『緑の兎』で雇われ店主を務める上之原承は…