「それ あれ」を含む小説

山の開けた道に一枚の獣の皮が落ちている。祖父は皮は山の恵みであり、それ以上を求めて森に踏み込んではいけないと言った…あれから１０年、消滅集落の記録を撮るために大学の友人とともに祖…

マチルダ・ルイスには記憶がない。 白く小さな部屋で目が覚めた、その瞬間から彼女の世界は始まった。 異質な能力も異様な生物も、はじめから目の前にあれば、それは当然の事柄なのだ。 彼…

《あらすじ》 いやあ、まいった……。 ある朝、目が覚めたら僕の部屋に「見知らぬおっさん」がいるんだもん。それも、全裸でメタボ体型の。 でもさ、周りのみんなにはソイツが「可愛い白…

3つのお題から広がる物語。 ──それは、三題噺。 3つのお題からいろいろな話を書いていきます。 ジャンルは色々です。 ♞お題募集してます(´ω｀) 書いてほしいと思う好き…

小説を書く人にとって「面白くない」ことは致命的です。 小説を書く誰もが「面白い物語を書くにはどうしたらいいか？」という命題を抱き、それに腐心しています。 面白い物語を書くため…

　名は体を表す通り、百目鬼学（どうめきがく）という鬼のような刑事がいる。 　昔風に言えば六尺を超える大男。ゴツゴツと厳（いか）つい身体に目が鋭い。その上、喋りがぶっきら棒。いか…

臨床道化師〝ホスピタル・クラウン〟を生業にする青年『橘風太』は、慰問先の小児病棟で怪異と遭遇する。 人の全身よりあふれ出る〝泥〟。 そのトラウマが癒えるより早く、彼は幼馴染み…

泣きながら起きる…なんてこと、誰でも一度はあると思う。でも。あれが始まりだったと思うと、少しはやりきれなさからも救われる気がする。流星が降った日、人間を捕食するエイリアンが俺の街…

幼い頃から自分の強い霊感に悩まされてきた大学生、香良洲航進はある晩、ふとしたきっかけで命を奪われかける。そこで出会った巫女を台頭にそれまで着いて回った日常は崩れ去り、当たり前だっ…

清水結衣には忘れられない光景がある。 あれは中学1年生の時、演劇部で初めて舞台に上がった日の光景。それはまるで、魔法にかかった別世界だった。 「目が覚めたら天空都市でしたが、日…

主人公。ヒロイン。ライバル。ヒール。脇役。モブetc... その物語を彩るキャラクター達にはそれぞれの与えられた役割がある。 それはある種彼らの使命でもあり物語の秩序ともなる大…

　その日はいつもよりいやぁな日だった。 　両親は朝から大ゲンカしてるし、学校の違う親友モモちゃんには会えないし、友だちはクラスメイトをいじめてるし、それを止められない自分にも自己…

あれは鬼じゃろうか。 それとも、花じゃろうか。 金色の髪をした少年の頬に赤い花が咲いている。 それに触れたくて、少女は白い手を伸ばした……。 戦国時代の姫と異相の青年の悲恋。 バ…

大体1話1000文字程度です。お暇な時にどうぞ♪ 思考を語る至高の物語。 思考なので、吾輩も何を書いてるのかわかりません。 どこから読んでも構いません。 誤字脱字は多いです。思…

　妹が蛇に噛まれてしまった。 　助ける方法がないので途方に暮れていると、魔女が現れた。 「ここから真っ直ぐ森の中を進んで行くと黒い花が咲いているわ。それを1つ摘んできなさい。黒…

　原因不明の“大災害”で文明が崩壊した世界。大災害の影響か、“巨獣(モンスター)”や“怪獣(デーモン)”と呼ばれる巨大生物が地表を闊歩しているものの、それに対抗するべく“狩猟士(…

　「毒親からの解脱」：小さい頃から絵理と僕は親と一緒に居るのが息苦しく、何をするにも干渉された。お互い一緒に住み始めると絵理は何か気に入らない事があれば僕に対して暴言や暴力を振る…

惑星間航行技術を確立させて既に二千年。その活動範囲を銀河系全体へと広げていた人類は、多くの惑星を開拓、開発し、人間が居住可能な環境へと作り変え、次々と移住を行っていた。 そんな…

俺、相馬夏希（そうま　なつき）は高校入学を機に今までの自分とは全く違う「地味なキャラ」を目指す。もうモテるのなんてこりごりだ……。 髪を伸ばして眼鏡をかけた俺はどこから見ても「モ…

いうまでもなくアングマール戦記の続編ですが、続けて書いたのではありません。アングマール戦記はあれで終るつもりでした。アングマール戦記の後には氷姫の恋、流星セレナーデと書いたのです…