面白くない物語 例集
遙夏しま
はじめに
小説を書く人にとって「面白くない」ことは致命的です。
小説を書く誰もが「面白い物語を書くにはどうしたらいいか?」という命題を抱き、それに腐心しています。
面白い物語を書くための解はいろいろとあるのでしょうが、ひとつ逆説的なやりかたとして「面白くない物語を書く」といった方法があります。
面白くなさを知る。
その上で、消去法的に物語を面白くしていくわけです。
面白くない物語が書けるのであれば、それを意図して避けることができます。そもそも無難な書き口は面白くないわけですから、面白くなさを消去法的に取り除いて書けば、残るのは自然と面白みということになり、論法でいえば小説が面白くなるわけです。
ここ最近、そういう考えに至った私は「面白くなさ」についてあれこれ調べ、考えを巡らせ、面白くなさの要素をお題に話を書き下ろしてみました。それがこの面白くない物語例集です。
要はこういう話を避けて書けば、面白い物語が書けるよと。
そういうことです。本当か?
小説を書くのには大なり小なりエネルギーを必要とします。
はたから見ているよりも相当な消耗のもとに物語は生まれてきます。色々な葛藤や悩みや焦りを抱えた上で生まれてくるのが小説だとも言えます。
この面白くない物語もアウトプットの質はどうあれ、何がしかのかたちでいつかの「面白い」に繋がっていれば良いなと、切に願ってやみません。
※物語はフィクションです。作中に出てくる団体名・会社名・人名・商品名等は架空のもので。実在する団体名・会社名・人名・商品名等とは一切関係ありません。
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