「分からないけど」を含む小説

　ある日、神エロゲーこと『ヒロインクエスト』に登場する悪役豚皇子に転生してしまった青年。 　彼は破滅を回避するためにヒロインや主人公とは関わらないようにする――必要は無かった…

突然町中にあふれかえったゾンビに包囲された校舎の中、加藤はせっせとバリケードを作るクラスメイトの女子、田中を呆れた目で眺めていた。 そんなことをしても、なんの意味も無いのに。 …

ゴールラインを引く人になりたかった、スタートラインを引く人だった男のはなし。 うん、自分でも何言ってるんだか分からん。

レインが村のはずれで剣の素振りをした後、家に帰ると母が血を吐いて倒れていた。薬師をしているトーマスに見てもらうと、母の病気が発覚する。血を吐いて倒れた後、急激に体が衰弱を始めて、…

自分が誰なのか時々分からなくなる。 自分の年齢も性別も溶けていく。 永遠に未定の物語。

京都市北部の小さな鉄道会社、霊山電鉄は、市内の全鉄道を武力で支配することを思いつき、他の鉄道会社に対する武力的営業妨害を開始する。 被害を受けた大手私鉄、万休電鉄は、にゅうめん…

本作品は「小説家になろう」でも宙色紅葉の名前で投稿しています。 自分の感情が恋愛感情か親愛感情か分からない女性が、イチャつきながら男性に向き合う話です。 ラブコメです。 なお、フ…

平凡だった高校生、大洋の世界はある日突然一変した。 「守り人様。どうか我らをお救い下さい」 目覚めたら、見知らぬ世界だった。 守り人様？　世界を救う？ 何一つ分からない。分か…

　所用で訪れた帝国首都の高級娼館で、自分を客と勘違いしたのか言い寄ってきた娼婦を振り払おうとしたアベル・ミシリエは、その娼婦の顔を見て思わず息を呑む。 　その娼婦の顔に、あまりに…

俺には白川りんがわからない。俺と付き合っていながら、別の何かを見つめる彼女が。

私は武道が何よりも好きで男勝りな性格だった。剣道や柔道などを掛け持ちしていざ全国大会へ、この大会を勝ち進めば世界大会に出られる。私はこの大会のために寝る間も惜しんで練習に励んだ。…

親が蒸発したその日の内に、車に轢かれたら頭のヤバそうな婚約者が出来た。ちょっと何言ってるか分からないと思うが、そういうことである。

短編賞創作フェスの1回目お題「スタート」に向けた短編。 「はー、始まりって緊張したり嫌なことあったりするから嫌だな」 そんな言葉から始まった友人の話をただひたすら聞く僕の話。 …

　小さい頃は、色んな『世界』が広がっていた。 　他の人には視えないらしいモノたちは、「幽霊」というのか、「妖精」というのか、それとも「妖怪」というのか。 　分からないけれど、見る…

自分で何書いてんだろうと、特に落ちも何もない駄文です。 後付けで思ったことを一つ。 ゲームでプレイヤーに操作される画面の中の人って、こんな感情を抱いているのかも知れませんね。

毎日の生活に息苦しさを感じる少年は、雨の日の電車でしか会えない「お姉さん」と出会ったことで、少しずつ変わっていく。

人気ソーシャルゲーム『ゴッド・オブ・ブレイビア』。 古参プレイヤー・加賀谷裕太（かがや・ゆうた）は、学校の階段を踏み外したと思ったら、なぜか大浴場にドボンし、ゲームに出てくるツ…

カクヨムコン９短編小説中間選考作品 主人公神童美月は小学校卒業後の春休みに。 自身の自転車で冒険がてらにドライブ。 春先の河川敷公園の、桃の木の満開した、木々の下で。 大変に容…

俺は働いたことを恨んでない。 皆より先に親に感謝する気持ちが深まったから。働かないと分からないこともあるんだよな。