「#元気」を含む小説

　寿限無――生まれる子どもがいつまでも元気で長生きできるようにと、様々な縁起の良い言葉を使った、長い名前をつけた。 　川に落ちた子どもを助けようと、人々がその長い名前を呼びあって…

【カクヨムWeb小説短編賞2021　実話・エッセイ・体験談部門　短編特別賞受賞】 子育ての大変さの反動で、とある深夜アニメ沼にハマった筆者。「同人イベントに行きたい!!」その一…

　社会人になり上京して一人暮らしを始めた俺は、得た自由の代償に最近少し『独り身故の孤独感』を味わっている。 　しかしある日、ツイッター巡回中にとあるツイートを見つけてしまった。…

累の最愛の弟、結が脳死となった。 しかし完全に死亡する直前、空飛ぶ鯉が弟を連れ去っていく。 それに巻き込まれた累が辿り着いたのは、魂の世界を管理する《鯉屋》だった。 魂という…

「旧約聖書・創世記」に記された、れんが造りの高い塔「バベルの塔」をイメージして作ったお話です。 ・羽が生えた人……単眼の機械化人。生物の部分と、機械の体を持つ。体長は、130セ…

人間と付喪神が共存するまち、小樽。 便利屋を始めた尊（たける）が、歴史的建造物の付喪神であるスハラやその仲間と一緒に日常の困りごとを解決していく。 ​そんな中、まちに訪れる異変。…

　曰く付きのポラロイドを買ってしまった。 　なんでも、このカメラで写真を撮ると幽霊が必ず写り込んでくるらしい。 　人生の彩りとつまらない日常からの脱却。それから安価を理由にこの中…

インターネットの向こうの貴方へ、しばらくのあいだ手紙を送ります。 ※特定のだれかへのメッセージではありません。

　齢43歳、夫に先立たれ山の中での生活に寂しさを感じていた宮子はある日川で洗濯をしていると川上から大きな桃が流れてくるのを見つけた。その桃を苦労して家に持ち帰り、包丁を入れるとな…

ワクチンを打って、ひどい副反応が出ている主人公の雄飛（25歳男性）は SNSのトレンドで「ワクチンに異物混入」という文字を見かける。 翌日。起きるとすっかり元気になって、一件落着…

城下探美はお城にも歴史にも興味がない読書が好きな女子高生、父親が大阪に転勤したため、せっかく志望校に入学したのにすぐに大阪の高校に転入しなければならなくなった。 転入してすぐに訪…

【あらすじ】 若くしてタイヤメーカー「ランディア社」を立ち上げた社長である鹿島（かしま）は、ある繊維メーカーを訪れた。 今まで使われてこなかった最新の繊維を用いたタイヤを開発し…

もくと、ときじいというふたりの、日常生活のなかで、居酒屋さんが出て来ます。続いて書けたら？良いなと、思います。

🟡気苦労の多い毎日……あれもこれもやんなきゃならないし。ちょっと一服してみたいときに、読めば、なぜか元気が出てくる（と錯覚してしまうような）短い短いお話。 🟡ほんの一瞬で、あなた…

お金はないけど物だけはいろいろ持っている人達と犬が、試される大地でゆるく生活していく物語です。 一応は北海道が舞台でだいたい2010年台の話、実在する地名やらなにやらも出てきます…

　葉桜が揺れる。その何気ない一片にだって、物語がある。曾祖母の日記は、私にそれを教えてくれた。 　しかし、その記述は、およそ信じられない物語だった。 美和（１７）・・・主人公…

あたしの素敵な先輩たちを見てください。見てみて。みーんな素敵なの。あたしに優しくしてくれる。 あれれ、でもなんでかな？最近お腹が変なんだ。

こちらの世界と異世界とが、自由に行き来できるようになった時代。 これは、疲れ果てた社会人の『僕』と『悪魔』が、酒を飲んだり夜空を眺めたりしながら交わす、ただの駄弁り合いだ。 きっ…

「私のペンラ、神器になってる！」 私、東山えむるは「えむりん」として活動する売れない地下アイドルだ。 ある日、突然階段から突き飛ばされて命を落としてしまう。目が覚めると、私を推…