「気にしない」を含む小説

授業中、隣の席の相原くんがペン回しをしていた。 その技に夢中になったわたしは、相原くんにもう一度見たいと頼む。 手品師になりたいと話す相原くんは、もっとすごい技をこっそり見せてく…

ある夏の日、彼女が死んだ。 訃報を聞いた向坂薺は、走る。走る― まだどこかに彼女がいる気がして… 光り輝く円環に乗って現れたのは、 自らを『神の使者』と語る少年。 ｢君にひと…

2016.5.5 ：文学フリマ東京 ウエットな幽霊物ではなく、悲しいけどドライな、単純ではない後味をだせたらいいなと思い書きました。 [書いてみて] 結果的には読んでいる人がど…

2015年4月頃制作。どこかで出したか何のために書いたのかわからず。 おじさんの佇まいを主題にスケッチしました。 気分はジュブナイルですが、ジュブナイルにはなってないですね。 …

2016.5.5 ：文学フリマ東京 1幕ものです。居間に居着いたおじさんの幽霊。友達から聞いた怪談のテイストを目指しました。 段取りもオチも特に考えず、一人暮らしのワンルームに…

　昔々あるところに、一つの王国がありました。王様と、王妃様と、王妃様から生まれた三人の王子様達は、立派な王宮で仲良く暮らしておられました。国を治めるという、大変なお仕事を、立派に…

人名辞典更新しました。12/22 光ヶ丘高校の生徒会会長の一ノ瀬 織姫は眉目秀麗、文武両道、清廉潔白の絵に描いた様な美少女だ。 だが笑わない。 いつか彼女の満面の笑顔を見る…

　動物が美少女化している世界に男子高校生が転移する話。 　そこでは現代動物女子と恐竜女子たちが戦争中で主人公は現代動物女子たちに協力する。 　わりとエロいけど気にしない人は見てく…

　私は斉木まーぶる（本名：凛々子）、二十六歳。干物女子と言われるような恋愛事には無縁のマンガ家である。徹夜続きで脱稿済ませた解放感で、寝る前に食料を買い込みに外に出て、飛び出した…

仕事ため久々に広尾商店街を訪れることになった。 街の景色は変わっていても、かつての恋が思い出されて……。 ※この掌編小説は「渋谷のラジオ」内の過去番組「渋谷商店部恵比寿エリア…

メロンパンと言えばコンビニやスーパーで並んでいる袋入りのもの。 ペットリと表面を覆うクッキー生地の下にポソポソとしたパン。 そう思って生きてきた僕はその出会いで、世界をひっくり…

長きにわたり魔族と戦ってきた勇者ではあったが、それも魔王との邂逅を経て終わりを迎えた。 しかしこの世界を見守る聖霊より新たなる「第三の勢力」の存在を聞かされ、それに立ち向かう為に…

はじめて書いた恋文は、私の想いをうまく書ききれないような気がして……。 だから私は、この想いを伝えにあなたの元へと向かいます。

おさななじみの愛ちゃんと、愛ちゃんのことが大好きな京助（きょうすけ）のラブコメ。 当面は、キスまでの予定です。 愛ちゃんは、基本塩対応です。京助も、ちょっと変わってる。 わたしな…

屋上から見下ろす街 透き通る風静かに吹く 交差点を行き交う人 その風に押され歩くの ほんの少しだけでも 触れられるなら 透明な幸せに会える 気がしたから 透き通る光きらき…

遠く海越え外国からやってきた、 戦場帰りの大男。 筋肉隆々の見た目なんだが、 とても臆病者である。 事務所で働く大男は、地震を理由に 職場を抜け出す妙な癖がある。 し…

フラワーカンパニーズの曲を聞いて浮かんできた話です。生死観と深夜の高速は、説明のつかない不気味さと無機質さでリンクしている気がします。

[紹介文] 読んでいただいた方から過去一の評価を受け、最も親しみやすく最後まで読みやすいです！　今作は恋愛とミステリーを融合させた小説を書いたものです。彼女の正体に気づいた時、あ…

もともと淡泊だった夫とは案の定、セックスレスな日々。 でも気にしない……だって私は女友達とシテいるから。 ある日、夫の浮気に気付いた私は、女友達と一緒にその女を夫から寝取る事にし…

今思うとなぜわざわざそんな、誰も得しないことをするのかがわかりません。 イキっていたのだと思います。 懺悔の意味も込めて公開。 2015年8月.COMITIA113出品「ぼく…