「終わらなかった」を含む小説

※2017年の作品です。

人里離れた深い森の中。咲き乱れる赤いバラに囲まれた寄宿学校。だれかにとっては日常。だれかにとっては楽園。だれかにとっては監獄。そこでわたしは暮らしている。絵本のお姫様に憧れて、遠…

コロナパンデミックに続いてゾンビパンデミック 通勤客がすし詰めの新宿駅から始まったゾンビパンデミックは一夜にして東京を陥落させ、日本を終わらせた。 ゾンビバビロンと化した東京で生…

夏ピッタリという理由だけで告白されてしまった夏志。 初対面なのにグイグイ距離を縮められるが、それでも悪い気はしなかった。 今までの自分の恋愛観をひっくり返してくる舞季の破天荒な恋…

　国王の弟の息子である尊人は、イギリス留学から帰国した矢先に父・伯父を不慮の事故によって亡くし、国王に就任する事になった。しかし尊人は、人権のない、お飾りにすぎない国王の存在を否…

本作は自殺を推奨するものではありません。

仕事からの帰り道。 アラサーに足を突っ込んだ樫野至は保護者らしき人に泣きつく小さな女の子二人に出会う。 至は虐待を疑い恐る恐る声をかける。 しかし二人は未熟な天使と悪魔で、終わら…

　連日深夜の騒音に悩まされていた高校生・天弓菖蒲が目を覚ますと、そこはドラセナという聞いたことのない国にある大聖堂の地下祭室だった。 　菖蒲は二千年の間そこで眠っていた軍神イーリ…

居城で爆死したと思われた老将、松永久秀が本能寺に現る！　驚愕した織田信長に、久秀が持ち掛けた話とは。天下統一を裏で仕掛けた男たちの物語。

戦争が激しくなると、魔女が現れ、戦争を終わらせる。 そういったおとぎ話があった。 そのおとぎ話が本当であればと願わずにはいられない悲惨な戦場に、『魔女』が現れた。 「戦争を終…

中学時代に幼馴染から拒絶されたことでトラウマを抱え、日陰ぼっちを突き進む少年、森山イチロー。 優等生で学園のアイドルだがカラテの有段者でもある美少女、漆原ヒメカ。 ある日、不…

【8章 執筆中】 終わらない世界大戦により、爆煙が空を覆い尽くし星は黒く染まった世界。 モノ作りが得意な主人公は、友達に誘われて巨大ロボを自作していた。 そしてその高い技…

合成人間。治らない病気、終わらない暴力、からかい、孤独……ADRは自分と別のﾓﾉを抱えながらも前に進みます。

　『美沙（みさ）』は１７歳の時に、１つ年上の憧れの先輩『健太郎（けんたろう）』と恋をした。それから大学、社会人と付き合いを重ねたが、健太郎は東京のＩＴ企業へ就職し、美沙は教員免許…

コンテンスト参加のために、ペンギン仕掛けの目覚まし時計を終わらせましたが、ペンギン仕掛けの目覚まし時計６として再び参上仕りました。強制送還が免除されたにも関わらず母星へ帰って来た…

七つ下がりの雨。 午後四時過ぎに降り出す長く降り続く雨。 いつまでも終わらないものの例え。

　乱戦の中、勇者が王国の将軍を次々と血祭りにあげていく。司令官もあわやのところで先に帝国司令官を打ち倒した。総崩れの王国軍において武勲を挙げ将軍の地位に就いた青年は、養父の司令官…

――人は誰しもエゴを持つ。それが時として偽善となり、誰かを傷つけた。 石喰いは、旅を続ける一族だ。彼らは他人のの傷や痛みを石に変えて、それを食べることで生きている。痛みを…

昼食。 それはキャッキャウフフなど出来ない男にとっての戦場である。 つかの間の休息？ 午後への活力？ そんな生易しいものではない。 時間内に飯を喰らい、そして午後の仕事に邁進しな…

俺は何度神に翻弄されればいいのだろう？ 神はいつも「試練」と言って俺の前に絶望を積みあげる。 だから‥‥‥ 「俺は神を信じない！」 最下層の奴隷戦士としてこの世界に生まれた俺…