ADRの暁

ろぅ。

Prologue

研究所

薄暗い檻の中。辺りを見渡してみる。

(いつの間にこんなところへ来てしまったのだろうか……。あれ?)

眠っている「私」が目の前の檻にいる。声をかけようとしたが…声は出なかった。

……だんだんと意識が朦朧としてくる……。

バサッ


?「やった……。やった!やっと目を覚ました!!」

機械音が五月蠅く鳴り響く研究所に、甲高い感嘆の声が反響した。

?「アハハッ!長かった。いや、短かったのかなぁ?これで僕にもようやく……!」

 どこか切なく、嬉しい声が、夜の闇にとけていった。


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ADRの暁 ろぅ。 @Rou1013

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