「幻想純文学 純文学」を含む小説

小学生の「私」は地下鉄駅で迷い、アコーディオンを弾く不思議な男に出会う

ある日、泥酔して道端に眠り込んでしまったぼくは、炎を売る不思議な少女に出会う。あれは現実か、それとも夢だったのか。ぼくは少女に再び会えることを期待して、街をさまよい歩く。

藤田は普段から上司の叱責に耐えながら、定時から業務を開始する典型的な社畜だった。ところが、労基から休めと言われて休んだところ入院する羽目になる。頭がおかしくなった藤田は不審者ムー…

▼あらすじ 現代日本、学生である｢ぼく｣は、かつて祖父から友人の形見だという日記群を譲り受けていた。ふと、今まで触りもしなかったこのノートを紐解いてみると、そこには現実かどうかも…

読めば分かります！！！！ この小説は異常です！！！！ 作者も異常です！！！！

電車で旅をする僕と、乗り合わせた彼女の話です。

　カイロの弟はリクロという。カイロが海路だから、弟はリクロになった。 　いまおかあさんのお腹にいる赤ちゃんはクウロになるらしい。 　リクロの名前を決めたときに、これはクウロも要…

全ての文字列の本が貯蔵されるバベルの図書館。その図書館に存在しない本などない。だが、学者や作家、哲学者たちはバベルの図書館にさえ存在しないとされる『エデンの書』を求めて思索し、幾…

大学生活の一歩目で転倒した。 ひとりぼっちのわたしが、もやを振り切るための深夜の散歩。歩道橋を踏みしめて上る。 そうしたら、わたしは宇宙に昇っていた。

雲間から天使が下りてくる梯子みたいな 光の筋がいくつも射した その、あまりに美しく幻想的な光景を目にしたら、 ふいにある感情が込み上げてきた ５分で読めるショートショート７７作品…

寄り添いながらふたりで生きる、しずくとさんご。先に眠ったさんごに取り残されるのを恐れて、しずくはさんごを追いかける。海の底へ潜るダイバーのように。やがてしずくは夢の世界へたどり着…

将棋の神・「シェンロン」とアマテラスオオミノカミが、神々の宮殿で対局していた。それには謎があって…！？

あっという間に読める短い詩です

昼下がり、珈琲を飲んだ蝶がいた。

あらすじ：内定式に集まった若者たち。社長が「サトちゃん」との大恋愛で逮捕される幸先のよいスタートを切った彼らの飲み会は初対面の緊張からか終始気まずい空気が流れ続ける。そんななか、…

　大正時代――百貨店を経営する富豪の息子・雅次(まさつぐ)。雪がちらつくある日、不慮の事故で魂の片割れのような双子の妹を亡くし、敬愛する兄の眼からは光が失われた。空いた穴を埋めよ…

ナナコとウメは、小学二年生のふたごの姉弟。ある初夏の午後、毎週水曜日におやつを食べに行く『いちぢく屋さん』の店先で、ナナコはウメに信じがたい告白をされる。 ──ぼくの前世はねこだ…

孤独で塵芥のような僕と、秘密を抱えた美しい君。 夏の田園で二人は出会い、それぞれに惑う。 ＊＊＊ 夏休みを過ごす田舎で、見知らぬ芳しい少年に理不尽な文句をつけられ、読書の木陰を追…

体が腐食していく原因不明の奇病に冒された男は、ある日見慣れた街並みの中に不可思議な鋪を見つける。 店主を名乗る美しい青年の手の甲で、一匹の清楚な蝶が羽ばたいている……。 202…