「ちょっとだけ不思議」を含む小説

ちょうど山から下りてきたばかりなので、山の不思議を書いてみました。

　私、千早(ちはや)と滝川(たきがわ)さんは、ネットを通じて知り合った親友。 　毎晩、通話して、ノンアルコール飲料で飲み会をする、アラサー女子だ。 　ある日、私は書店でタロット…

noteというサイトの創作大賞2022に応募した作品です。結果が発表されたので公開します。こちらでの公開にあたり、少々修正しました。箸にも棒にもかかりませんが、読んで頂けると嬉し…

「ツイッターやめました。これはある意味自殺である」 ○ムヤミに大仰な出だしでおおくりする、つれづれなるままにその日ぐらしで、貴重な時間を無駄に消費する世捨て人が主人公の、厭世的で…

中学生の女の子が、公園で、絵を描いている不思議な（不気味な？）男性と出会うお話です。

買い物帰り、近道するために裏路地を歩いていた少年は、喋るひよこに出会って。 一話完結の短編です。 ちょっとした不思議な世界に迷い込んだ話になります。 登場人物に名前はありませ…

短編集になる予定です

ずっとずっと、日記を書いているのだけれど一体いつまで書けばいいのか解らなくなってきた。 だから……ちょっと書くのを止めてみたんだ。

これはとあるターミナル駅でのお話。 「おいおい、やっべー。あっち見ろよ。テレビで言った電車入ってきたぞ。ほらほら」 「おっ、マジだ。ねえねえお父さん。写真撮りに行っていい？」 …

KAC20225『88歳』 一ノ瀬きよ香はこの日88歳になって米寿を迎えた。 周りは祝福ムードでめでたいはずが、なんだかモヤモヤする。 それに、おばあちゃん、おばあさん。呼ばれ…

小さな頃から、第六感とでも言うような感覚が優れていた私。 その時も不吉な予感に襲われて、事故から幼馴染を救ったけれど……。

伊佐美にはちょっとだけ不思議な特技がある。第六感とでもいうのか、雨が降るのがわかるのだ。だけどある日、雨がすでに降っているのに、転校生から雨が降る気配がして？ ある雨の日、転校生…

　娘が何か面白い話はないかと言うので、母の体験談を聞かせた。 　母は、とても勘のいい人だった。

とある田舎を走る小さな鉄道。この鉄道にはちょっと不思議なことがあるらしい。 数駅だけを結んでいる鉄道のため保有車両は１両編成が2本のみなのだが……そのうち1両の車両は乗る人によっ…

深夜、息抜きに散歩に出た受験生と星拾いの話。

　高校３年生の『美玖（ミク）』は、幼馴染みの『貴大（タカヒロ）』となぜかベッドを共にしていた。しかも、ふたり裸のままで……。彼に告白もしていないのに、どうしてこんなことに……？ …

高校には行かずにひとりずっと旅をしている少年、謙人。 廃線になった路線の線路上を歩いていた時に出会ったのは、自らをありすと名乗る少し変わった麦わら帽子の少女だった。 変わってい…

突如出会った4人の男子学生は少しずつ仲良くなっていくのだが…徐々に分かる4人の事実とは

　この町には不思議な噂がある。 　商店街の一角に立っている古びた雑居ビルの二階に、他人の記憶を売り買いしている店があるという噂だ。売り買い、の言葉通り、売れるかどうかはその記憶の…

俺は余命いくばくも無い祖父の望みをかなえる為、祖父が生まれ育ったという廃村を探している。 何でも、子供の頃に捕まえたタマムシを虫かごから出してやりたいと。 そんな痴ほう気味の祖父…