「うどん」を含む小説

あさりうどんと腹の中の海とあさりの話。 「第五回こむら川朗読小説大賞」参加作品です。

ネギのようなものも乗っている。しかし、これは確実にうどんだ。店先の暖簾には「うどん」と記してあった。メニューにもそう書いてあった。店員も「こちら、うどんです」と言いながら持ってき…

彼女がそこにいるだけで、色鮮やかになる視界。

ウド探偵事務所の所長、宇土進《うどすすむ》は、カップうどんを食べている間に事件を解決するという「カップうどん探偵」として、業界のごく一部で知られていた。 彼のもとに舞い込むのは難…

ハ―ヴェス王国の一都市、ムーエストに集った新米冒険者たち。彼らは魔剣にまつわる様々な物語へと巻き込まれていく。 その果てにあるものを、まだ誰も知らない。この物語の語り手さえも。 …

ボカロPであるNagareさんの「シズク、ツナグ」のストーリィを小説化しました。 全5話。完結済。 「シズク、ツナグ」 https://www.nicovideo.jp/wat…

運ばれた丼の中には、白い塊があった。ふにふにとしたそれは、微かに脈をうって動いている。なんだこれは。「あの、店員さん。これは……」

金持ってる男に高い飯をおごってもらえるようになった女は牛丼なんか喰わない？　は？　 疑問の残るご意見ですがそれが事実かどうかはさておき、少なくとも問題の核心に迫るような情報ではな…

どこにでもいる普通の中学生の僕は、ある日同じクラスの女の子に告白された。 15歳、初めての経験だった僕はおもわず断ってしまう。 この彼女との出会いが僕の人生を大きく変えてい…

老舗のうどん屋にて、常連客のひとりがそう尋ねた。とん、とん、とん。店内には麺切り包丁の軽快なリズムが響いている。うどんを打ってこの道三十年の大将は、手を止めずに笑って答えた。「は…

失くし物をよくする部下と自身を親切だと言う上司が死にたくないやら生きたくないやらでわちゃつく話です。丸く終わります。

毎回ごはんにまつわるエピソードと レシピを公開していきます。 ご飯の湯気の奥には、あたたかい思い出があります。ご飯を作って、食べて元気になりましょう

山生まれ、山育ちのヤマノウどんと呼ばれる男は、旅する先でこれはと思う食材に出会い、うまいうどん作りのために日々、淡々と、毎日一生懸命生きている。一生懸命といっても何だか楽しそうに…

はじまりの村からいくつか村を越えた場所にある村。王都へ続く道程の中間でもない印象の薄い村。 そこで出される料理は自由で素朴。 王都で開発されたレシピは流れ着くが、王都の規制は及ば…

　元バーマンの男は外食したい。医療関係者の女は外食したくない。コロナ禍のなか、二人が決めたルールは週一回のテイクアウト。注文したパスタは普通ではなかった。

散歩中、隠れ家的定食屋で【天津うどん】というメニューに引かれた男の話。

多分攻めてる感じ

うどん屋に入った主人公そのうどんやどうにも奇妙な店員がいて……