概要
真夏日、冷凍庫が閉まらない。熱帯夜、冷凍庫に女の死体があった。
うちの冷凍庫が閉まらない。
中身を空っぽにしても、どうしても閉まらない。
ある日突然、冷凍庫だけ扉が閉まらなくなった。
おかげで、大好きなアイスクリームも、朝ごはんの冷凍うどんもダメになってしまった。
一度閉めても、いつの間にか、冷気が漏れ出している。
諦めて日常を過ごしていると、ある日、いつの間にか冷凍庫が閉まっていて……
真夏、冷凍庫の故障から始まる、日常の浸食。
大学生の七竈が見る真夢(まさゆめ)の正体とは
――――そして、異質な悪夢は、現実の狂気をも暴露していく。
中身を空っぽにしても、どうしても閉まらない。
ある日突然、冷凍庫だけ扉が閉まらなくなった。
おかげで、大好きなアイスクリームも、朝ごはんの冷凍うどんもダメになってしまった。
一度閉めても、いつの間にか、冷気が漏れ出している。
諦めて日常を過ごしていると、ある日、いつの間にか冷凍庫が閉まっていて……
真夏、冷凍庫の故障から始まる、日常の浸食。
大学生の七竈が見る真夢(まさゆめ)の正体とは
――――そして、異質な悪夢は、現実の狂気をも暴露していく。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!淡々とした日常なのに異常、血肉の匂いがするのに耽美的
始めは話のペースがゆっくりで、「どういう話なの?」と思わされます。次に「あれっ?さっき一瞬異常なこと起こってたよね?なんで日常に戻ってるの」という印象に変化します。
普段は最後まで読んでからレビューするのですが、この作品に関しては過程が特徴的なのであえて途中で書きます。
というのもこのお話、読み進んで謎を追う過程でジャンルが変わるんです。サイコメトラー的なものかと思ったら、幽霊もの。御祓士ものかと思ったら、連続殺人犯もの、BLもちょっと入ってるのかと思ったら今度は人ですらない…?主人公とその周囲のイメージも著しく変わっていきます。殺人事件の被害者すら、別のものに。とはいえ、それがこの作品…続きを読む