「#掌編」を含む小説

『今夜、夜明け近くに、星の雨が降るでしょう。 激しく炎を吹き上げながら、触れたすべてを焼き尽くすでしょう。』 地上におそろしい星の雨が降り注ぐ夜の、少し手前の時。いつもの時をい…

よろしくね、と返してきた詩人の手に眼を向けると、今夜の夕食の食材なのか、つやつやしていて、苔のような緑と赤紫が印象深い、黄色がかった濃茶の根菜が、ひとつ、握られていた。

はっきりした物語のスジはなく、オチもありません。

掌編。空に棲むものたちの話。 ※「小説家になろう」との重複投稿です。

花粉症で春がちょっと嫌いな彼女とすぐ赤くなってしまう彼の話。 X（旧twitter）に放流してきた作品のまとめ。 140字～掌編程度の物語の集まりです。

――【掌編３作】―― ≪SNS黎明期≫ 　匿名性が私を救ってくれました。 ≪危険が板挟み≫ 　車道側より、建物側の方が危険じゃない？ ≪感染予防≫ 　でもさ、毎日、交通事故…

負けた僕が「あの人」の場所に帰る話です。

甘酸っぱい青春小説です。掌篇小説です。特に文章や表現をお楽しみ頂きたく思っております。

大遅刻ですがバレンタインネタ。苦い思い出もまた、いつかは優しい思い出になると信じて。

窓の外の暗闇に閃光が走り、２秒ほど後に雷鳴が轟く。(近いな)湯地慶彦は心の声で呟き、僅かに警戒する。しかし、その後は閃光が走る事も雷鳴が轟く事も無かった。その内、強めの雨が降り出…

人人人人人人人人人… 1分で読める超短編

伝説のカードゲーマーの兄を持つ奈緒は、徒党を組んで悪口を言い、兄を引退に追い込んだひとりに対戦を挑む。しかし、初心者の奈緒では歯が立たない。どうしたら勝つことができるのだろうか。…

高校に進学し、あこがれの文芸部に入部した「私」は正直げんなりしていた―― 温度差はあれど、思い思いに創作する部員たち。 そんな中、文化祭が迫ってきて……ついに、私は言ってしまっ…

３つのホラー掌編です。 【砂の王国の砂】 妹が生贄になることになった男は、王国の姫君に妹を助けてもらうよう嘆願しに行く。 【心霊スーツ】 トップアイドルの明日香が家に帰ると、…

掌編小説です。 ショートショートの神様、星新一の作品「ボッコちゃん」をかぐや姫風にオマージュしました。 ※過去作になります。（２０２０年）

長編と並べて掌編や短編を置いておくと何だかかさばるので、短編集のページを作りました。 短いものはこちらにまとめさせて頂きます。 ※他作品の後日譚等、スピンアウト的なものも含まれ…

クロノヒョウさん（@kurono-hyo）の自主企画「セブンデイズチャレンジ」への参加作品その1です。 ※第2回のレギュレーションに「完結にする」という条件が入りましたので、本…

Skeb依頼作品。 テーマは、『言葉を飲み込み続けた人間が能力に目覚めたとしたら？』。