「忘れないから」を含む小説

大学入学以来キャラクターイラストを描いてきた江田だったが、ある日AI生成のイラストを見て絶望する。絵を描く意味を見失った彼が着目したのは、高校の頃暇つぶしに書いていた小説だった。…

忘れられたある少女の冒険物語

七年前、恋人だった優作を冬山で亡くした霧島桃子は恋愛に臆病になっていた。 人はいつか死んでしまう、桃子はその恐怖から逃れることが出来なかった。 優作が死んで、その悲しみを紛らわせ…

儚い恋の物語です。 そんな恋って誰にもありますよね？　ありませんか？ 夏のモクモクした入道雲が湧き上がるラピスラズリの空に、放物線を描いて消えた恋って。 私にはありましたよ。たぶ…

「えっと実は、忘れてたんだけど…新しく護衛を雇ったからっ！！」 　早朝、聖女がそう言った言葉に僕は唖然とする間もなく背中に六門の砲台型の鉄翼を持つ燃えるような髪色の口数少ない天…

「かみよもきかず」（https://kakuyomu.jp/works/16817330650353496925） のスピンオフです。 似非広島弁の青年将校と、農民生まれの一兵卒…

※6話において、丸ごとシーンが抜けてしまっている部分があります。現在は時間がないためそのままとなっておりますが、後日訂正する予定です。 大学生の藍川夏凛は、傘を忘れ途方に暮れて…

「ぼくを生み出した主を探して欲しいんだ」 絵本作家を目指す大学生、ユズハの前に現れたのは、小さな付喪神の少年と大きな化けガラス。少年の主を探そうと町中を奔走するユズハ達の前に、…

長く生きた猫は、尻尾が二つに割れた妖怪猫又になるという。 捨て猫を連れ帰って大切に育て、愛情を注いだ時、猫はそれを忘れない。 命を終えた猫は復活して猫又となり、再び現れた。 猫又…

大学一年生の永瀬虎雅は、講義帰りに勉強がてら寄った図書館で、終電の時間まで寝落ちてしまう。 何とか駅に駆け込み、終電を待っている時。 放送が流れ、電車が進入してくると同時に、身を…

主人公の燈花は現代を生きる普通の女性である。彼女はある日不思議な夢を見る。その夢がやけに気になり忘れられない。しばらくすると、偶然にもその夢の中で見た場所や風景が実在することを知…

「ねね、ペンと消しゴム貸してよ！文房具忘れてきちゃってさ！貸してくれたら後でうんまい棒を買ってあげよう。」 それがすべての始まりだった。 最近はこの女の子とよく一緒にいる。けどそ…

救われない、忘れ去られていく命。自然界で赤いバッタが直ぐに捕食されるように、社会の中で取りこぼされていく命がある。忘れないようにオムニパス形式で繋いでみた。繋いだものが閉じること…

【中編完結済】真木和也（まき　かずや）は登山鉄道の中で、初恋の人・東条維麻（とうじょう　いま）と偶然の再会を果たす。しかし、彼女は致死性の高い謎の病に侵されていた。 　激情進行…

将来に思いをはせる平凡な少年は、空から降ってきた大きな雷を目にした直後訳も分からずその地での生涯を終えてしまう。 同時期、異なる世界で年幼い少年は死に瀕していた。 偶然が重なるこ…

大学に進学した私「咲月早花」は、憧れていた一人暮らしを始める。 荷物の整理も終わり、私は街の散策を兼ねてお散歩をしてみることにしたのだが、残念なことに道に迷ってしまう。 スマホも…

大学生の倉田空夏が出会ったのは、真面目な高校生の永瀬陸。 看護実習生の空夏に馴れ馴れしい患者をセクハラだと訴えたり、酔った男にからまれているところを頼んでもいないのに助けたり。 …

『天知龍の地にて、龍を殺す』 大地は、暑く太陽に照らされる、そうここは、天知龍が治める大陸ルザネラ、その地に降り立つのは20歳の『池田まつり』しかし、地に降り立つと同時に、名前を…

人々から疎まれ、蔑まれ、非道な扱いを受けてきたヴァイスは、この世全てへの復讐を誓った。 地獄のような鍛錬の日々。そうして練り上げた魔術の腕は、世界最強と謡われるほど。 それでも…