「コーヒー」を含む小説

★2019/03/04、13時追記。本来1話のみの作品でしたが、2話をつけ加えました。1話と2話で視点が変わります。 ★2019/06/18、6時追記。【番外編】を追加しました。…

隣の部屋からはコーヒーの香りがしていた。

男が乗ろうとしたその列車は、きさらぎ駅という聞いたこともない場所へ向かうという。 ふらふらと足を伸ばそうとした矢先、彼をまるで引き止めるかのように、金の瞳を携えた黒猫は見たことも…

何気なく入ったアカペラサークル。そこに前世からの出逢いを約束された人がいた。 生まれ変わってもまた出逢える。歌い続けている限り。声の届く限り― 【あらすじ】 大学三年の春、氷川…

「私と結婚して欲しいの」 思春期の憧憬の相手にこう言われ、舞い上がるかと思ったら、彼女には少しややこしい事情が、ありました。

「コロコロ……」 と、嬉しそうに音を立てる相棒のスーツケースを引きながら、羽田空港第２ターミナルビルの中を散策した。２０１５年８月１５日、私の初めての一人旅はもう始まっていた。 …

自殺志願者と非行少女と、慢性的な絶望と思春期の淡い衝動と、煙草とコーヒーと青い空。

苦いコーヒーと一緒に少しお話しませんか。

狼（ロウ）はとある雪の日に公園のベンチに座る真白（ましろ）と出会う。でも、真白が言うには狼と真白は昔何処かで会ってるとか………。 これは、二人が出会った雪の日のお話。

地元でも評判の名高いカフェを再開して三年。 閉店後のお店で交わされる、私と彼女のいつものやりとり。 「あぁ本当ね。もうこんな時間……でも、これだけ終わらせてからね」 「そんなに…

未来から来ただけの僕ら、 アイアム・フューチャー、ここに居る。 みんなで誰かを待っている、 コーヒー片手に待っている。 過去に残したものが在るんだと君が云ったから、 失敗を犯して…

洋館に引っ越してきたのは美しき探偵だった・・・ 探偵と、その助手として働き始める家事手伝いの女の子と、そのまた助手の女の子。 女ばっかりの探偵稼業・・・のはずだったけれども。・・・

俺はホットコーヒーとの日々は楽しかったよ。 苦味ばかりの辛い人生だったのかもしれない。 でも、そこにほんの少し、砂糖の甘味があるだけで明日も生きていける。

――ごめんとはいうまい。あの子はまだ気づいてなくて。あたしは彼のことが好きで。そして、あたしにチャンスがあるとすれば、それはたぶん『今』だけだから。 【関連作】 お話としては…

「コーヒーにします」 「カフェオレで」 仕事終わりに毎日通うカフェには、いつも隣に彼がいる──。

今日も誰もいない寒い部屋に1人で、残業中する。 それは、ひっそりと後ろに立つ貴方がいるからです──。 心が暖かくなるような、そんな日常の1ページ。

大親友、健からの一通の手紙。「僕のクローンを回収して欲しい」富田は彼の想いを繋ぐ。 カクヨム3周年記念選手権に書いた10作品を一つの話とするための物語。

スザンヌ・ヴェガの名曲、Tom’s Diner にあやかってわたしたちが「せっちゃん’s・ダイナー」と呼ぶそのお店。なんてことないごく平凡なジュース・スタンドなんだよね。癒される…

だが私はまた手を伸ばし、コーヒーを飲んだ。 美味しくなくて、苦すぎて。 でもこれからずっと、これはきっと、あいつを思い出す味だ。

自分の体を見世物に物乞いをする生き物。 【Twitter企画タグ：#三題茶会】 お題 ・眼鏡 ・缶コーヒー ・(僕)には到底許せないのだった ※この作品はTwitter(@oji…