コーヒーカップ【100文字小説】

Nico

コーヒーカップ

意識が遠のく。

現実から逃れるべく妄想する。



ぐるぐると渦巻く一杯のコーヒー。


渦はどんどん速さを増し、世界を、男をとらえる。


飲み込まれる……!

男はたまらず、叫び声をあげた。



娘が高速で回すコーヒーカップの中で。

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コーヒーカップ【100文字小説】 Nico @Nicolulu

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