「カクヨム甲子園」を含む小説

自らが死んだとしてもその意志は形あるものとして残り、いつか誰かにその意志が届く。

ただの女子高生、近藤夏乃。通称ナツ。 夏休み、彼女のワンルームの部屋で広げられる、ひと夏のお話。

生に執着がない中学３年生の柚葉は、高校受験に苦しんでいた。 そんな柚葉を輝きでこの世に繋ぎとめたのは、「SKY BOYS」の『リョースケ』だった。

トマトの話。お米の話。野球の話。

自分の寿命を売れば借金を簡単に返せると言う謎の男 彼は何者なのか...

　東京都という名前だけを借りている本州とは離れた海に浮かぶ一つの島。カルデラ火山を中心としてなる人口200人弱のその島で生まれ育った俺・西尾勇真と幼馴染の栄聖奈は十五歳を迎える中…

【カクヨム甲子園　ショートストーリー部門】 オリンピック種目でありながら、あまり知られない競技の一つ「競技ボート」。 そんなスポーツに、青春をささげる高校生の、３分強を切り取った…

物語には1話1話、違う舞台、違う世界観、違う時間が流れています。 そこには、私たちにも[もしかしたら] 起こり得たかもしれない 体験するかもしれない、 そんな世界が溢れています。…

　独りよがりを拗らせた少年――雨宮 堅心。 　全てに嫌気が差し、彼はどんな願いも叶えてくれるという『びいどろ様』が祀られた祠に足を運んだ。

そんなよくある話。

　男は、フツウじゃない人間が集まる場所に迷い込んだ。 　※本作品は、犯罪行為を推奨しているわけではありません。 　※念の為、残虐・暴力描写有りにしていますが、過度に気にする必…

「何の鳥？」 「セキセイインコです。ピーピーって鳴くのが結構可愛いんですよ！」 「へえ……」

　高校二年生の冬。 　指定校推薦を利用して、有名私立大学に合格した宝生 凪は、一人のホームレスに出会った。

【カクヨム甲子園ショートストーリー部門参加作品】 2人の子供を独り立ちさせた主婦、横田めぐみは、平日の昼間、買い物を終え、夕食の支度を終えた後、録画して溜めていたドラマを見る時…

【カクヨム甲子園ショートストーリー部門参加作品】 都内の高校に通う1年生の小泉拓巳は、休日はいつも1人で過ごしている。 学校では友達が沢山いる。1人ではない。 別に友達嫌いなの…

　実家に帰省した俺は人遣いの荒い妹に頼まれコンビニまでアイスを買いに来た。 　そこで小学生のいじめに遭遇し――

逃げるように飛び出した故郷に３年ぶりに帰ってきたのは、彼女からの一通のメールがきっかけだった。

幼馴染である正平と瑠香は、恋人同士に間違われるほど仲が良い。しかし瑠香に彼氏ができたことをきっかけに、二人の間には溝ができてしまう。 ただの友達じゃずっと一緒にはいられない。で…

　小学三年生の夏休み。 　フウマは三年ぶりに、田舎に住む祖父母の家にやってきた。 　そこで目にしたのは一人の幼女。 　それが、いとこのアカリとの出会いだった。