「桜花」を含む小説

　かつて、国は　一つだった。 　中央に川を挟んだ広大な王国に、双子の王子が生まれる。 　兄王子は人の力を信じ、弟王子は神を信じた。 　しかし、王がこの世を去った時、双子の王子によ…

代筆屋を営む私の元に、一人の旦那が手紙をもってやってきた。 それは、菊乃からの手紙。 旦那から受け取った扇子に書かれた返歌を読み、行動する。

恩師のことを題材にした小説を書いてみたいとずっと思っていた。 私は特攻隊の生き残りの先生に中学、高校と指導を受けた。８月１７日出撃予定だったが１５日で戦争が終わったため命拾いした…

秋桜じゃない方の桜です。

　椎葉結人は高校三年の冬に交通事故で彼女だった宮瀬桜花を失っていた。彼女の死から二年が過ぎ、大学生になったある日のこと、結人は一人の女性、麻奈から猛烈なアプローチを受ける。その女…

日本の小笠原諸島より以南に位置する、人口千人ほどの小さな島。通称「櫻神之国」そこは日本の国土でありながら、島民たちは「一つの国である」ことを主張していた。 その島には古くから大木…

　明治時代黎明期の東京にて剣術道場を営む霞三姉妹はいきなり勇者として異世界へと召喚される。 　初めこそ動揺し困惑したものの、幼い頃より剣術修行によって培われた精神力は伊達ではなく…

エーテル。万物を創生するなんだか良く分からない力の事だ。 人間がその存在に気づいてから約100年。 魔法が当たり前になった世の中で、淑女が生け花を嗜むように、学生は魔法を学ぶ。 …

太平洋戦争中に桜花特別攻撃隊の隊員であった犬養神太郎は、敵の駆逐艦に体当りして死ぬ。 気がつくと神々しい白い空間で運命の女神ディスティーナと会話していた。 その後は、神の使徒とし…

花屋の娘に恋をした。

「さあ、尋問の始まりだーー」 星宮桜花はバイト帰りにヤクザ同士の抗争を目にし、足元に転がってきたUSBを拾ってしまう。翌日、警察に行こうとしたところで何者かに拉致されて、目が覚め…

大企業の浅井家の庭にある見事な桜。 桜が咲くと行われる浅井家の桜会。 その準備中に祖母が可愛い孫娘桜香（おうか）に 「桜の木の下には遺体が埋まっているっご存知？」 不可解な言…

　小野寺　鐘（ショウ）は、高校二年になってVTuberに興味を持った。半年後、スマホでライブ配信を視聴していると、幼馴染の『静内　桜花』がそのVTuberが自分であると告白。意外…

転勤一家の少年・桜花命は、とある町で同じ年の少年・愛宕恋白に出会う。彼らは互いに一目惚れをするも、互いに線を引き合い、恋心を胸に秘めたまま、関係が発展することはなかった。 しかし…

　桜花が散り始め、千里花村（ちりはなむら）の鎮花祭の日が近づいてきた頃。 　村の疫病神を鎮めるため、人身御供『桜憑き』として選ばれた少女・未散（みちる）は、御神木である『神桜（カ…

いつだって君は俺のそばにいてくれた。俺もそんな君のそばにいて君を応援していた。同じ日に生まれ、ともに育った二人の物語。

各地に突如出現した既存兵器の通用しない異形の生物『魔物』の出現により、人類は滅びに向かおうとしていた。 そんな中で現代科学では説明の付かない『魔力』を有し、異形に転じる人類が現れ…

探偵事務所調査員の時宗と北海道弁男子の海斗は、成り行きで札幌から東京まで、車で日本を縦断することになる。ところがこの２人、実は財閥御曹司とヤクザの運び屋。互いに素性を隠した２人の…