「伝記」を含む小説

■□■ 　俺の名はシオン。 　元皇国軍竜騎士団第七船団所属、 　天才竜騎士にして天才外科医、三十七歳だ。 　休業中の竜鎧屋でもある。 　血塗られた過去を船団に置き去り、心…

太平のまどろみに身を浸していた幕末の頃、やってきた黒船がその眠りを覚ます。 その身を守ろうとするのは本能というものだろう。やがて巻き起こるのは尊王攘夷という嵐だ。 攘夷派と開国派…

少年アーサーが闇堕ちするまでの話

酷い風邪を引いて(新型コロナでした)しまったので1週間ほど更新を延期してます この物語は人を、村を、街を、国を、世界を動かし 　人から、世界から、歴史からすべてに忘れ去られた女…

　『Tale Paranoia Syndrome』──TPSと略される世界的にも稀有な症例。 　例えば神話、伝記、童話。あるいは小説、映画、演劇。果てに怪談、噂、インターネットで…

とある地方都市に住み、古書店『久雅堂』を営む彼は、同時に何処にでもいるような半端な格闘技歴の若者である。柔道をやったり空手もやったり剣道もしたり、腰も坐らずふらふらとしている。 …

伝承、民話、寓話、言い伝え…世界には不思議な物語が満ち溢れている。幻想か妄想か、それを科学で紐解いたとき、背後に存在する自然の神秘と人との奇妙な関わりを知るだろう。

　西暦2321年 　人類の文明が衰退した世界において、栄華を誇る国、〝アルカディア〟。 　そこに生まれた少年、「ヤコブ」は、人類が待ち望んだ最後の希望―――〝預言者〟だった。 …

川瀬湊人は生まれつき、"水難の相"だった。高校生活を送る彼は最近、水難体質が強まっていることに危機を感じ、怪しい"黒づくめ"男に相談する。助言に従い、彼は川向こうの小高い場所の神…

「――僕は、大好きな人達と一緒に、この世界で精一杯生きるんです」 引きこもりの15歳の男の子の桜井鈴くんは、両親と喧嘩をしてしまい家を飛び出してしまいます。しかし脇目も振らずに…

全５話。 明治１７年の晩春。 久我山広道は料理番の伊予とともに、常城神社を訪れていた。 本編を読まなくても問題はありません。今回は鷹一郎さんたちは出ません。 ★神津地図（但し現…

　始皇帝の命により、不老不死の秘薬を探す旅へと出た徐福。 その旅の終わりに悟った不老不死とは…… 伝記を元に想像を膨らませ描いた創作物語。

大陸はかつて四人の神王によって魔王の手から救われ、そして四つの国として治められた。 悠久の時を経て、再び世は乱れた。 人々の手によって。

樺太に生まれ、樺太に育ち、そして樺太に骨を埋めるつもりでいた私にとって“樺太”という言葉は異様な程の懐かしさをもって響いてくる。 四十五万島民が堂々として開拓に努め、その一木一…

孤児のリアーネ。どこにでもいる女の子だと本人は思っている。 どうも過去世で、日本に生まれている。 リアーネは魔王と出会い、聖女と出会い、本来、死んでしまう運命にあった聖女を 滅ぼ…

僕は祖父の家で謎の子供と不思議について確かめていく。

謎のスナイパーが国家公安委員長を射殺し、証拠を消して隠れたのはホテル・ミラージュだった。 警察は東京近郊の宿泊施設へ不審者の調査を依頼、ホテル・ミラージュの警備室でも宿泊者の動向…

人類は厄災によって荒れ果てたこの世界を共に生きる為、摩天楼と呼ばれる大都市を建築した。やがてその場所が世界の中心となり、再び人類は栄えた。

いわゆる小ネタ集です(;'∀') 一生を描く伝記というよりは、人生の1場面にひかりを当てていくようなものを書きたいです。

この話譚は、獣士の一角「五統家」『神楽家の神楽　桔梗』の生き様である。 『妖』それは、人や生き物、現世へと害をなすもの達である。 『獣士』とは、獣神を使役し、妖を狩ることを生業…