「え、不審者？」を含む小説

勤め先の小学校に不審者情報が入って対処に追われた深夜。 小学校教師の一葉拓実は、市内の巡回を終えた後、自宅への帰路を歩いていた その途中で、出会うとは思っていなかった人物と遭遇す…

【KAC2023参加作品】お題：深夜の散歩で起きた出来事 深夜の散歩を趣味にする男。うっかり曲がり角で不審者にぶつかり、絡まれてしまう。男が取った衝撃の行動とは

真夜中、突然公園に行きたいと言い始めるひよ。なつは止めるが、ひよは制止を振り切って家を出てしまう。 夜は魔物の時間。人ならざるものが動き出す時。 夜に外に出るのはやめましょう…

本屋を営む最中、あることに気づいた。 コーヒー豆の減りがやけに早い。 重い腰に鞭打って、やっとのことで買い出しに出掛ける。 本だったら、もっと身体が軽いのに。 道端で人間に…

【KAC2023「深夜の散歩で起きた出来事」参加作】 最近俺はよく真夜中に家の周りを散歩している。俺の家の周りじゃする人は自分以外ほぼいない。不審者が出るとか、幽霊に声をかけられ…

深夜の犬の散歩ってけっこうな気分転換になるんです。 犬を連れていれば不審者扱いもされませんし。 あの夜もそんな気分転換のつもりだった――んですが、気分を転換するどころかずっと脳裏…

転移装置におけるバグによって生み出された『真っ黒な本』。 それは転移装置使用時には一定の確率で起こり得るものだが、ある意味では人災とも呼べる。 だって本は持ち歩けるもの。 …

人類社会における『客』と『カミサマ』は同一のものである。 しかし宗教を解さぬ今、カミサマは存在しうるだろうか。 客とは己の存在意義を擁護するための、極めて自己満足的な妄想にす…

人類文化学を専攻する友人から「『人類らしさ』はこの本屋を訪ねれば分かる」と過分な評価を貰った。 『人類らしさ』って何だろう。 ――これは、とある廃屋で本屋を営む「蠅ｨ鬟溘＞陌…

※この物語は事実を基に脚色して構成されたフィクションです。 全国で発生する不審者情報。 彼らはなぜ不審者となったのだろうか？ その謎をユーモアを交えて妄想ショートショート化。 …

　就活真っ最中の藤間亜璃寿（トーマ・アリス）は中堅私立大学に所属しながらも、記録的な大敗を喫していた。皆と同じようにスーツを着て、皆と同じようにパンプスを履き、皆と同じように履歴…

しがない会社員、九原晃仁（くあらあきひと）26歳。 彼女もいない。家庭もない。これといって生きる目的もない。惰性で生きているような彼の元に現れたのは、自身を指輪の精だと名乗る謎…

蛯名隆司は課題用の資料を借りるために唐沢美香の家を訪れていた。鍵のかかっていない扉を開けると、部屋から強烈な柑橘系の香りが漂ってくる。ワンルームの薄暗い部屋の奥には、ドレッドヘア…

私が学校帰りに立ち寄った公園で、ある男は「さっきみた夢」を語り出した。 ただの変な夢の話で終わるはずが、私は恐怖のどん底に突き落とされていた。男が私に話しかけたのはまったくの偶然…

幼いころ、母親を亡くした青年――――欲沼金仁(よくぬまかねひと)は、双子の姉弟を養うべく、バイト漬けの毎日を送っていた。 そんなある日、豚の頭を持つ『豚男』という不審者が近辺を…

　出戸巡査は担当するこの事件が嫌だった。それはどんな事件かというと女子大生の下着が盗まれた事件――つまり下着泥棒という猥褻犯の事件だった。 　しかし彼は警察官。それが理由で事件が…

あらすじ 宇宙戦隊カレーソルジャーは、宇宙の平和を乱す宇宙大公の配下である宇宙貴族たちと戦いづけていた。 戦闘で宇宙貴族の一人大顎男爵を追いつめた剛山ことオニオンソルジャーは、死…

カップルを観察するのが趣味の「カップルオタク」天知 聡助がクリスマスのイルミネーション会場に行き、いつもどおりカップルを観察していた。しかし、泣いている同級生を見つけて、放ってお…

ヘビが好き。ヘビになりたい。ヘビに食われて死にたい。 ちょっと奇妙な高校生・忍は幼馴染の和寿妃に告白される。 あまりに唐突な告白を、思わず断ってしまう忍。 だが和寿妃の狙いは、な…

　幽霊や怪異、そういった普通でないモノに悩む者達のお話。 　ある高校の女子生徒、『早瀬夏美』は常日頃から見えてしまう怪異の存在に怯えて生活していた。 　彼らは何処にでも居る。 …