「穴」を含む小説

【試し読み用、本編の一部】 　地球のある場所で、理論上の存在でしかなかったワームホールが発見されたのはずいぶん前だった。 　異なる空間同士を距離を無視して一瞬で繋ぐ時空の穴、ワ…

第２９回角川スニーカー文庫大賞後期一次選考突破しました！ ３０名の中に入った作品です。荒いけどね。 公募用あらすじ 主人公がダンジョン討伐人となり最初はウサギを殺すのに精一杯だっ…

夜空から星が落っこちて、サーカス小屋は穴だらけ。 夜空管理局から逃げた月をブランコ乗りが励ましたら、夜空のサーカスが始まった！ 暗い夜をほんのりと照らし出す、稲垣足穂的メルヒェ…

久々に。某氏の「ヤツメ穴」という楽曲に影響を受けて書きましたが、トンネルと標識以外に共通点は特にないです。

双子の姉妹が魔女と一緒に穴を掘る話です。 殺伐感情戦線第三回に投稿する作品です。お題は『憧憬』。

（戯曲公開サイト『はりこのとらの穴』https://haritora.net/様に南条真言名義で投稿してます。） 登場人物 棚井部呉之（たないぶ　くれの）　通称クレノ。スマホ…

昔の自分を思うと、なんて痛い女だったんだろうと、穴を掘ってでも隠れたくなります。

世界の中心に突如空いた巨大な大穴_____、ダンジョンと呼ばれるそれは、入口だけで直径5kmという広さで、深さは計測不可能。ダンジョンの中には未確認生物が沢山生息しており、上層部…

　そこは山間部につくられた、とある学園を中心とした地方都市だ。 　世界を支配しうる才能――いわゆる「魔法使い」のための学校、白咲学園。 　高校二年の夏休み、普通の男子高校生だっ…

「おい、そこのお前。――”ドーナツ”にしてやろうか」 魔物や魔人がはびこる異世界、アーモンドペースト。 ケイク・ケイクという街でしがないパン屋を営むのは、ドーナツ大好きドーンホ…

夢で見た話を元に書きました。

　世界中の国々には穴が開いている。地下には思想シェルターがあって、その入り口なのだ。 　思想シェルターは個人の思想を守るため、一時避難場所として作られた。 　そこからは色々な国に…

彼を想う気持ちと彼に愛想をつかす気持ちが葛藤する女性の心情を描いた。

世の中には様々な「穴」が存在してる。 そんな「穴」がぽっかりと空いた、毎日のように何かが存在している「穴」でもそんな穴も次の日には忘れている。 経過なんかどうでいいであろうという…

広大な緑の大地に、まるで虫食い穴のように点在するドワーフたちの陥没集落。 その中の一つに、今、恐るべき悪魔が辿り着いた。 『大親方』ヴェストリは磨き抜いた錬石の技と大槌で滅びの運…

　ドイツ軍の軍属───エリナ・エーベルトは気付くと、異臭漂う洞窟の中にいた。 　そこは魑魅魍魎の跋扈する地獄のような空間。 　食われた女子供に、囚われた女たち。 　エリナはそ…

雨城雲雀はただの学生のはずだった。 だが、突然眼の前に現れた穴に友人である水鳥和花奈と共に吸い込まれ、魔法の世界で救世主になる存在であると宣託される。 降りかかる災厄は二人を運命…

運命に導かれた高校生、天野竜星の目の前に空から落ちてきたのは美少女の尻だった。竜星はルナリアン、テンキュウと学校の屋上プールの水面に浮かぶ“月の穴”を通して襲ってくる月怪人たちに…

一九九九年、七月。『竜崎千鶴』は殺された。 黒魔女と呼ばれる彼女を殺したのは、彩音、涼子、塩田、ゆき、水橋の五人だ。 彼女の祟りなのか呪いなのか、共犯者たちは次々と怪死していく。…