タイトルやあらすじを読むとダンジョン攻略ものかな?という印象でしたが、実際にはダンジョンはオマケ。どちらかというと主人公自身の過去と、転校先での人間関係が話の中心になってきます。
ダンジョンの奥へ引きこもってしまった少年「白咲初雪」。主人公は、ダンジョンに潜って彼を連れ戻さなければ退学という退学!という条件で、舞台となる白咲学園へと転校してきます。白崎初雪という少年はどういう人物だったのか。主人公の過去のトラウマは何なのか。一癖ある白咲学園の生徒たちの思惑とは・・・?
だんだんと事実が明かされていくためスロースタートの作品ですが、ダンジョン探索という王道とは別の視点から白咲初雪に近づいていく筋書きがなかなか興味深い。面白い作品だと思います。