「中 短編」を含む小説

流行りの夢である「幼虫の夢」を見た。その夢が意味するものを話の中で紐解いていく。すると……。

　第三王子殿下の婚約者だった私は、真実の愛に目覚めたとの理由で婚約破棄を宣言されてしまいました。その後、無事に婚約破棄ではなく『婚約解消』とされたのですが、私は社交界で傷物扱いさ…

ブラットは剣と魔法の世界を旅する冒険者だ。幼馴染の魔術師キッシュと、戦士のビフ、そして神の信徒であるバーニャとパーティを組んで、日夜、危険を伴う探索に繰り出している。 そんなブラ…

＃ 　痴漢冤罪を減らすため、乗車中の客は全員が手を真上に伸ばしている。 　片手は上で片手はスマホで――手のアリバイ作りをしておけば、痴漢だと騒ぐ悪意の虚言に恥をかかせることができ…

「僕の部屋の壁には隣室の男に開けられた穴がある。まあ穏やかな話じゃない。全部弾痕だし」 現代英国。陽気な諜報員ロビンは、隣室に住む殺し屋シャーロックの突然の暴挙や嫌がらせのように…

医学部に通う大学生の相川は最近、心霊現象に見舞われている。オカルトマニアの友人に「そういうのに詳しい人」として紹介された同級生、守屋は知り合いだという年上の男を連れてくるのだが、…

　公爵令嬢のジェシカは、第三王子のパトリックと婚約していた。それなのに、夜会に参加するたびにパトリックに浮気現場を見せつけられてしまう。 　そんな中、パトリックに婚約破棄を宣言さ…

お越しいただきありがとうございました。 主からの言伝でございます。 執事の話し相手になってくれてありがとう。 もし君が私と同じように主人公を妬む嫉妬深い人間なら、君もやってみる…

マイノリティのお話。

犀川よう様自主企画「さいかわ卯月賞」への参加作としての新作短編小説です。 家出少女の美春は友人宅を転々と渡り歩いていた。ある日、自宅に帰宅した美春は母親が寝室で毒の男と逢瀬を繰り…

■あらすじ 　ボランティア団体で募金活動をしている小諸御代、駅前で募金活動をしていた。募金してくれる親切な人も少なくないが、中には迷惑系動画配信者が動画を撮りながらインタビューを…

全体的に謎めいているけれど美しい、そんなイメージで書いた小説です⟡.·*.

本作品は「小説家になろう」でも、宙色紅葉の名前で投稿しています。 本作品は「半透明の守護者」シリーズの番外編で、清川の子供の頃の少し寂しい話を短編としてまとめました。 また、…

爆心地のど真ん中。襤褸を纏った幼児に無邪気に輝く笑顔で少女が言う。 「うん大丈夫！！これからは私が責任持って面倒見るから！！」 拾われ魔王と彼の主人となった脇役公爵令嬢のお話。 …

　主人公の住む町は、玄関から一歩外に出ると、誰も彼もが泣いている。皆、ソレを身に纏い、叫びと涙と苦しみを外側へと放出させる。 　主人公は1日の中で、様々な人と出会い、様々なソレを…

夏のある日の昼下がり、喫茶探偵『四季』に関係者五人が集合していた。 いつものように他愛のない会話が交わされる中で、ある計画が立てられる。 問題児たちは、どのようなハーモニーを奏で…

大手Webメディア「ほがらか新聞」に、デザイナーとして入社した潮田。激務の中で、できることを探していたら、雑務をやっていた。本当にこれでいいの？――筆者が25年ぶりに書いた小説で…

ふと思い付いたアイデアとかイメージを書き付けて置くスペースです。読者さまは想定しておらず、本当にごく個人的な創作ノートです。ここにアップされた文章は、急に消えて連載中の作品に転用…

パラダイムという異能力がある。 彼はその中でも最強は能力を奪う能力であると考えた。 故に、作り上げることにした。 最強の力を。

　勇者も竜も姫も本当はいないんじゃないかと思ったら、いなくなった。それから時は流れ。 　やがて現代で、前世が姫と話す元アイドルが現れ、ぼくの前世が勇者だと話す。そして前世が竜…