「見えないよ」を含む小説

長引く戦争と隣国からの亡命希望者のニュースに日々うんざりする公務員のAとB。 仕事の合間にぼやく一コマです。 ブラックジョーク系。

バイト帰りの幸村湊は繁華街の裏道で男に絡まれているように見えた大学の同期、琴朱鷺理世を助けた。だが、本当は莉世が家出をしていて、泊めてくれる人を探していただけだった。お人好しの湊…

「僕」は至って健康な男の子。 それなりに元気で、ほどほどに真面目で。たぶん、どこにでもいる男の子。 「ぼーっとしてしまう」のが玉にきずの、普通の男の子。 そんな「僕」は、ぼー…

26歳の僕は、「まだ若いんだから、将来をしっかり考えなさいな」と、人からよく言われるほど、何も考えていない。ただ、今を生きているだけの僕に、テル子さんはいつも、不可解なメッセージ…

【あらすじ】 「いやあ、確かに駅前で、不審な男を見てね。黒い外套の中年男でした。若い女と話してましたな。女は子供を引き渡しました。いやあ、歳の差婚もあったものだな、と奇異に思…

もう散ってしまいましたけど、書いた当時は春という事で桜と恋の短歌を作らせていただきました。

「俺」は、『生まれつき人の顔が花にしか見えない』高校生。 医者にも原因は不明だと言われ、目薬やら強い薬やらをいくら試しても彼の眼は変わらなかった。彼が年々成長していくほどに、彼の…

　ある日、いきなり仕事を失ったみちるは途方に暮れていた。すぐに再就職に向けて動くものの、そう簡単に新しい仕事に就けるはずもなく……。ストレス発散でバーでお酒を飲み過ぎ、彼女は記憶…

幼馴染の芸能人、瀬尾桃矢は人気がある。仲は良好、故に遠く感じてしまう。それが私の悩みだった。幼い日から積み上げてきた日常が崩れないよう、授業のフォローだなんだと躍起になっていた私…

とにかく面倒なことはしたくない。先の見える苦労ならやるが、先の見えない苦労は死んでもお断りというとんでもないめんどくさがりの主人公「由良坂 仁之助(ゆらさか じんのすけ)」 彼…

同人誌を描いていた若いころの話。 突然の金縛り、目に見えないなにかが歩く音がする。 そのとき、私は。

短編小説です。バーチャル空間の一角にあるかもしれないゲーム。

「あをによし奈良の都に初袖のみやこ乙女らはなやぎ行けり」これはン十年前に筆者が奈良地方を正月に旅した折りに詠んだ和歌です。一般に我々東京者の目から見れば関西地方の人々は概して明る…

担任の先生に進路を考えるように言われた美希。屋上で出会った少年と過ごすうちに、少しずつ自分のしたいことが見えてきて……。

X（旧Twitter）企画『A千所為』のSS置き場。 きっと仄暗いものが多い

あなたの日常に潜む、見えざる恐怖。 東京の片隅で一人暮らしをする美咲は、新しいコミュニケーションアプリ「斎藤さん」に手を出したことで、想像を絶する恐怖に襲われる。匿名の回答者「斎…

《あらすじ》 舞台は現代日本。 　人類が開発した異世界と現世を繋ぐ門、『ホープリル』の暴走による厄災から6年。 　 　各人に宿る『希望』の具現であるメモリ型デバイス、『U…

うだつの上がらない人生も30年。色々な人を見て自分の先も見えた。 あとは死ぬか、死んだように生きるか、奇跡が起こるか…

都会の喧騒から逃れ、田舎の古い一軒家に引っ越してきた優子。しかし、その家にはある秘密が隠されていた。夜な夜な耳元で響く囁き声、見えない何かに導かれた隠し部屋、そして村全体を巻き込…