「作家？」を含む小説

ある作家が飛行機の中で倒れた。 偶然居合わせた医者が作家に駆け寄る。 「か……感想を、褒め褒めの……感想を……」 作家が苦しそうに呟く。 「いかん！ 　感想欠乏症だ！ 　急いで乗…

【毎週ショートショートnote】は、noteで毎週開催されている【ショートショート訓練場】です。 ※ショートショート作家のたらはかに（田原にか）さん主催で、【ショートショートno…

　陰キャでいつも教室の隅にいるような性格の高校1年生、更科裕涼《さらしなゆあ》は花火師である祖父の元で花火の技術を教えこまれていた。 　それは、祖父が営む花火工房を裕涼に継いで…

人類滅亡を避けるため人格をコピーして電脳世界へ移住するようになった。 主人公にも順番が回ってきたためデータ人間化をしたら二人に分かれてしまった。 どうやら元々二重人格だったらしい…

Kino.Q様「一行作家」https://kinoq.theshop.jpとタロットを元に話を作ったものです。 「一行作家」は4枚のカードの組み合わせで一行のお話がつくられるボ…

とりあえずここまで書いたよっ‼︎ でも、これ以上はもう書けないよっ‼︎ だってオラ——才能ねぇんだもん( ´Д`)ヴアァアアッ‼︎ でも、せっかくここまで書いたんだから、…

他者にとっては意味の無い行為でも、彼女にとっては重要なのだろう。

管理者デミアージにより、この世界はサーバー内に作られた仮想世界だと知らされた。 この他にもう一つ分岐した世界があり２台のサーバーで運用していたが、４月からスロットが１台分しか使え…

望月桜には３つの顔がある。 一つは普通のOLとしての顔。 二つは兼業作家としての顔。 そして三つ、リスナーとしての顔。 毎週水曜日の夜２２時。 それは桜の推し配信者、白兎（は…

短編集です。カクヨムの投稿のデビュー作(？)。全話とも主人公は別人であるという前提でお読みください。最初の二話は｢女子高校生のわたし｣という視点で書かれ、三話目は若干の病み描写あ…

　遷延性意識障害の特殊治療法の実験体として、ニューロチップを介して多くの植物状態患者の体を乗り移っているボクに、引退したバーチャルシンガー・アマタから記憶の引継ぎに使うM/M変換…

祖父が作家であるのが嫌いだった。 祖父が死んで何年も経った後、交わした言葉の意味を噛み締める。

演劇論の一つとして、「現れた舞台装置は必ず使われるべきである」というものがある。 提唱した劇作家の名前から、それを「チェーホフの銃」と呼ぶ。 伏線回収か、でたらめか。 起承転結…

篠塚の勤務する、デイ「こもれび」はいつも職員同士の揉め事が起こっている。ある日、新規利用者榊原(小説家)がやってくる。同僚から榊原の小説に出てくる、女性との性経験が豊富な主人公「…

小説家の母を持つ花恵は本が好きな女子高生。作家の娘らしく文才に恵まれ、詩や童話を書いたりしている。ある日、書くことに疲れた彼女は気分を変えようとして、幼い時に遊んでいたタンポポの…

　とても好きでした。ぶっ飛んだ設定も、個性的なキャラも、おかしな会話も、訳のわからない世界観も。 　もう二度と新作は読めないのですね。

ひとりの人間の作家よりはるかにたくさんの知識をもっているAI君なら、人間のミステリ作家より超絶賢い犯人と、さらに賢い探偵が対決するとてつもないミステリが書けるのでは！……と思い試…

　私は彼女のことが好きだった。絶対失恋するに決まっているけれど。

大野君の恋愛観と、彼を取り巻くリアルな恋愛との、 ギャップを楽しむ小説です。 好きなページを、好きなように読んでもらえるだけで、 著者としては、作家冥利(みょうり)に尽きるでごわ…

久間倉は休みになると映画館に行き、いつも同じ映画を観ていた。 今日は映画の日、いくつか新作も公開される。 それでも久間倉は、同じ映画を観続ける。 ──約束をしたから。