概要
三度目のチャンス、三度目のボク、三度目のキミと、初恋の話
遷延性意識障害の特殊治療法の実験体として、ニューロチップを介して多くの植物状態患者の体を乗り移っているボクに、引退したバーチャルシンガー・アマタから記憶の引継ぎに使うM/M変換の記憶端末が送られてきた。情報化された過去の記憶から心当たりを探す中で、ボクは三田アマタという超天才少女との触れ合いを思い出していくものの、それらの記録は今の自分にとって遺伝子的にも意識的にも別人のそれでしかないという虚しさがあった。
『第3回日本SF作家クラブの小さな小説コンテスト』応募作品。
『第3回日本SF作家クラブの小さな小説コンテスト』応募作品。
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