「短編 雨」を含む小説

★2021.7.7 推敲しました。 猛暑の夕空の下、私は車を走らせた。

遅番の時は午前零時に踏切を通る。 夜中でもきちんと一時停止をする。 過去に自殺があったという噂もある踏切。 金曜日、雨の夜、いつも通り踏切を通った。 その時事件は起こっていた。…

アラサーのごく平凡な無気力系リーマン、浅倉海斗。見かけはそこそこいけてるのにリアルはなかなかのダメ男が拾ったのは、ずぶ濡れの子犬——もとい、傘もささず雨の中を歩く青年だった。 ひ…

ある雨の日。 帰る期を逃した柴田は、気に入らない部下の久慈をいびって時間を潰す。しかし、過ぎた行いは予期せぬ事態へ……

ダムを見学した帰り道、突然の豪雨に見舞われた二人の男女。 必死に雨を避けたどり着いたのは、古民家を改築して作られた古ぼけた博物館だった。 そこで二人が遭遇したものとは。

僕は気付いてしまったんだ。 水たまりに映るのは、僕にそっくりの顔をした『なにか』だということに。

雨の中を泳ぐ魚――転校することになった親友と、僕はその伝説を探した。 『二人で雨を泳ぐ魚を見る』。少年たちの小さな挑戦は、しかし――。 季節はいつでもいいんだけれど、なんとな…

非実話です。ホラーです。飲酒・喫煙描写があります。

自由律俳句での五句　お題は「夏の雨」 普段は短編小説など書いてます。

境内でラジオ体操をする子供たちから避難してきた神様と、夏祭りに行く約束をした。

ディーヴァを失ったバンドマンと、その唇に触れようとした少女。二人がバス停で雨宿りをする理由。 【Twitter企画タグ：#四題茶会】 お題 ・宇宙ステーションの夜 ・くらげ ・な…

デート終わり、家の近くで彼とお別れ。 降り出した雨。私が聞けない、話せない気持ちを転がした帰り道のほんの十数分間のお話。

「運がよかった！」「だいじょうぶ、やまない雨はないんだから」 それが彼女、キャンディの口癖だった。 　偶然知り合った画家(？)に、写真の1枚もない彼女の絵を描いて、と頼んでみたら…

それは、友人の娘との『ふじ』でのお話。それは、片時雨な話。 何も解決しない関係。だが、これは道であったのだ。

言葉の海にて雨となる

読者企画や他サイト用に書いた短編をまとめてみました。 ワンアイディアの即興小説が多めです。「普段だったらこういうの書かないだろうなぁ」という、変な作品倉庫、とも。 独り立ちに至…

「第二回こむら川小説大賞」に、2つ目のKUSOを失礼します。 実話風怪談を書いてて思いついた話です。深夜、やたらとゴキゲンで書きました。

みんな雨が嫌いと言うので、雨の日の話書きました。 短編です。