「消える。」を含む小説

大災害後数年経ても、受け止めきれない思いをもてあます由宇樹。世界では名画のモチーフが次々消える怪事件が起きているが、それにも部活にもまったく無頓着で過ごしていた。そんなある日、由…

子供のいない夫婦の日常生活を語ります。 いつからか生じはじめた違和感。 それはいつからはじまり、いつ消えるのか。

日本の真ん中あたりに位置する山に囲まれた街、仮にY県。 世界でも有数の山岳都市であるこの街が、なぜ都市機能を維持できているのか。それは、山の頂上から発信されている電波型のステル…

仕事を首になったキロは廃教会で銀髪の少女に 「１２匹の悪魔を倒して」 とお願いされ 白い剣、悪魔についての本、お供の使い魔をもらう。 主な登場人物 キロ：元カルデラ城の警備兵…

流れ星に三回お願いしたら叶うって、一体誰が言い出したんだろう？ 「いいこと思いついた。流れ星が消える前にさ、捕まえちゃえばいいんだ。そしたらお願いし放題だよ」 リューとウィル…

生物の時間だけが止まった世界。子供は子供のままで、老人は老人のまま。そして、妊婦は妊婦のままで、死体は死体のまま。産まれてくる命は無く、終わった命の形が消える事もない。そんな壊れ…

浮かんでは消える端書きをできる限りの形でまとめています。故に話は不定形、更新時期は不定期で。たまに黒かったり苦かったり甘かったりするかもしれませんが、お口直しはお好みで他を漁って…

　藤凛学園高等学校に通う逢葉純市（あいば・じゅんいち）は、ある日クラスメイトの希月絢奈（きづき・あやな）から告白された。 「ちょっと前から好きでした！　結婚を前提に付き合ってくだ…

その世界は、神によって生み出された《善》と《悪》が、覇権をかけて争い続けていた。 いつから争い続けているのか、なにがきっかけだったのか。 永遠とも呼べる長い時間(とき)の中で、原…

　レディウ人――それは放射性元素ラジウムで形作られた、突然現れて突然消える存在。 　現れる時は自分に関する記憶を持たず、消える時は今までの記憶を失う。それは、変化する時に失われる…

夢の中には一つの世界がある。目覚めと共に消え去る砂上の楼閣だったはずのその世界は、消えることなく夜ごと現れるようになった。 世界は崩れず、そこに現れ続ける。故に、もう一つの世界が…

わたしは、この世界を否定したい。わたしを拒絶した世界を壊すために。

童話系 言ったら魔法が消えるよ。

ショートショート。処女作。 人の権利を侵害し、甘い汁を吸おうとする奴らに遠慮は無用。 慈悲は無い。灰燼に帰すまで叩き続けろ。 勢いだけで書きました。反響が少しでもあるとうれし…

余りに優秀過ぎる兄。そして彼と自分を事あるごとに比較する周りの人間。幼い頃から抱え続けたやり場の無い感情は決して吐き出される事無く溜まり続け、やがて赤毛の少年の心に深い闇を生む。…

私は最近、幽霊が見えるようになった。 いつも同じ幽霊。時間も、場所も問わない。 それはストーカーではなく、見間違いでもない。 幽霊であることは間違いなかった。 なぜならその…

中学卒業まで残すところ後二週間。幼馴染の佐立幸太郎と穏やかな生活を送っていた三橋真維は、後輩の上沢悠里から『永遠がある神社』という噂を聞く。その都市伝説じみた話をまるで本気にして…