概要
きっと僕らは、心を曝け出して繋がりたかったんだ。
余りに優秀過ぎる兄。そして彼と自分を事あるごとに比較する周りの人間。幼い頃から抱え続けたやり場の無い感情は決して吐き出される事無く溜まり続け、やがて赤毛の少年の心に深い闇を生む。
最愛の母の死。天涯孤独となった空色の少年の前に現れた聖霊ニケ。母代わりとも言える存在を得ても、彼の心に染み付いた、自分をかつて孤独に追い込んだ世界への憎しみが消える事は無い。
例え弱くても、孤独だとしても。辛くても、心が痛くても。悲しくても、泣きたくても。
願う事はいつも同じ。
きっとこの思いを繋げるために、魔法はあるから。
──だから繋ごう、君や貴女、僕の心を。
最愛の母の死。天涯孤独となった空色の少年の前に現れた聖霊ニケ。母代わりとも言える存在を得ても、彼の心に染み付いた、自分をかつて孤独に追い込んだ世界への憎しみが消える事は無い。
例え弱くても、孤独だとしても。辛くても、心が痛くても。悲しくても、泣きたくても。
願う事はいつも同じ。
きっとこの思いを繋げるために、魔法はあるから。
──だから繋ごう、君や貴女、僕の心を。
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