「たび」を含む小説

夢をのぞき見できるのだと、あなたは言った。 その日から、私は夢日記をつけることにした。 「きへん」と「くさかんむり」に出会うたび、私は現実を問い直す。

　猫は好き、人間は嫌い。 　これは私が常日頃から思っていることです。 　人間は私のことをバカにして蔑む、でも猫はそんな私を癒してくれる。 　だから私は学校に行かずに両親と暮らして…

「ねえねえ、『ミカクレ様』って知ってる？」 ふと聞いたその言葉に、美里は過去の記憶を思い出す。 それは幼い頃の話。 雨が降るたびに、『イヤナモノ』が私を恐怖に陥れる記憶。 …

親の頭があまりにも固いため、ゲームはおろか携帯すらもっていない美玖（みく）。このたびめでたく高校一年生になりましたので、今まで母方祖母に預かっていてもらったお金でVRMMORPG…

「霧に隠された秘宝」をめぐる光と影の勢力の戦いはリーダーを変え、形を変えて十万年続いた。戦いのたびに光は影から「霧に隠された秘宝」を守り、また光も「霧に隠された秘宝」を使おうと…

邪神の呪いにより一生レベルが上がることがなかったはずの青年アレン。 レベル１の彼は森で出会ったゴブリンに為すすべもなく殺されてしまった。 彼の短く儚いその命が消える瞬間レベルアッ…

誰にでも思い出があり、歴史がある。 今まで、私が行動するたびに何かしらの結果が付いてきた。 良い結果もあれば悪い結果もあるが、それらが今の私を形作っている事に違いない。 鮮烈に焼…

安永理恵(やすなが りえ)は、今日も幼馴染みの椎名(しいな)と肌を重ねる。たとえそのたびに自己嫌悪と後悔に心を焦がしたとしても、彼女に選ぶことができるのは、それしかないのだから……

　異世界に召喚された志倉明莉は、神様から魔王が復活し世界が滅ぼされてしまうのを防ぐように頼まれた。 　しかし、本来は二人の勇者を召喚するはずだったのに一人しか召喚されなかった為、…

中学二年生のテニス部員断崖は、その名の通り胸が絶壁の女子中学生である。手足は棒だが動きは軽やかで戦法はいやらしいと評判の彼女は、胸山というこれまた名前通りの豊満な体を持つクラスメ…

　ブラック企業で心の荒んだIT土方の男。 　異世界の魔女はその心の冷たさを咎め、彼を不死の魔獣へと変えた。 　彼が人間に戻り、元の世界へと帰るためには、『真実の愛』を学ぶ必要が…

　魔王の討伐を命じられて旅立ったはずの勇者は、なぜか、当の宿敵と友好を深めて帰ってきた。 　いわく 「甘味好きに悪い奴はいないからな！」 「こんっっっの、おバカ勇者！！」 　あま…

A組の真夏くんに告白して振られたB組の秋山海野。彼女は真夏を思い出すたび、怒りに駆られていた。 そんな日々を送っていた頃、真夏に関するツイートが流れてきて彼女はそのツイートをリツ…

平成最後の夏、東堂渉はダリアと東京・日比谷公園にて再会する。 ダリアに会うたび思い出すのは、家族の面影と愛した人、そして渉が「人ならざるもの」に生まれ変わったあの日の記憶――。 …

この時期に髪を切ると、思い出すことがある。 暑い夏の、小さな思い出。 失恋すると髪を切るという話があります。 区切りとして髪型を変える女の子の話です。

※はじめに　にかえて※ 有澤いつきは絶賛スランプ中です。 小説を読むことも書くことも興味が持てていません。 でも、こうやって言葉にするたびに、自分のことは語りたくてたまらない…

自主企画「筆致は物語を超えるか」に、三たび参加させていただきます。 今度は歴史コメディです。よろしくお願いします。 うちのネコ、ノブナガは中の人が並行宇宙の織田信長と繋がってい…

交わされるべき言葉のない、どこか不思議な、砂漠にまどろむ幻想の物語。

【あらすじ】 　ヒビキカリンは22才。辻沢のコングロマリット「ヤオマン」の剛腕女社長の下、多忙な毎日を過ごす社畜OL。業務や私用で無理難題を押し付けるエネルギーヴァンパイアな人た…

ここはソーシャルゲーム（放置ゲー）の世界。☆４キャラクターとして生まれた俺は、☆２の少女ルイを推している。レベルアップするたびに脱衣する系のルイを救うため、俺はイベントを爆走して…