「渡る」を含む小説

主人公　明日香は、男まさりの剣道娘。 そんな彼女に「幕末剣士像にぴったりだ」とモデルを依頼する和久。 どこか抜けている画家だが、師匠の顔を立てるべくモデルになる彼女。 背景： …

宇宙世紀10345年。宇宙警察の役割は宇宙の端にある優しき一族、バルムンダル星人に託されていた。彼らの一族の活躍により宇宙の平穏は保たれていたが、ある日異世界より謎のSOS救難信…

実在の人物円空を主人公に据えてみました。彼が蝦夷の地（北海道）に渡る直前にあったらいいな的な架空のお話

鉱物と機械を産出し、それを他の集落へ輸出することによって成り立っているイシクラ集落。 集落の役人たちによって統治されているこの場所で、今日も人は坑を掘る。 貧乏少年ツカサに急に訪…

　ある日ある時突然現れたそれは、無差別に、そして無情に人を食らった。人類の天敵ともいえるその存在に立ち向かうべく、彼らは立ち上がる。『鉤爪』『棘』『翼』『盾』『歯』を携えて。 　…

うっかりあっさり人間をやめちゃった「廃公爵」ワルテナ。 彼が住むおどろおどろしい城には、今日も恐ろしい高笑いが響き渡るのだった。

　“山賊峠の鉈女” と呼ばれる都市伝説を調査する、高校生二人。 　深夜の廃墟で二人を見つめる双眸。そして、絶叫が響き渡る。これが物語の幕開けであった。 　 　高校生ロックバンドの…

いつからか村中に響き渡る声。悲しそうだ、と思った少年は、その声の主に会いに行くことにした。

高校生の少年・加賀野 泰宏が所持する大正時代の蓄音機には、音々（ねね）という名の付喪神が宿っている。 見た目は女の子、しかし中身は老齢でちょっぴりワガママ。いつも楽しげに主様を困…

「やぁ、お待たせしたね。私はジョシュ。貴方達をどこまででも運ぶ、銀河の燕です」 ジョシュに思い出を支払えば、どんな場所にでも連れて行ってくれる。 その日、ジョシュが背に乗せたのは…

並行世界へと渡る資質を持つ「鍵」の少年、戸舘彰は並行世界との接触を防ぐ特殊部隊DOORの戦いに身を投じる中で一人の少女と知り合い、互いに惹かれあう。だが、彼女はこちらの世界へ侵攻…

没落した「元」名家の令嬢、気象観測士のイーミャ・バスティアネリは、愛用のオンボロ複葉機、エウラスで旅に出る。目指すは首都、イスタリア。すべてを押し流す激甚級の大嵐、竜嵐（りょうら…

風とともに生きる騎馬民族・イゼカ族のエザンは、自分の娘と族長の長男の新婚生活が平穏であるのを眺めて、イゼカ族にも代変わりの時が訪れようとしていることを感じていた。 このままいけば…

■あらすじ 「迎えに、マーエラ」 まるで糸のような――光の繭に包まれた男は、萱野琴音《かやのことね》にそう言った。 ……紡ぎ人。 亜空間に糸を垂らし、様々な「道」を繋ぐことができ…

河島秀磨は、勤めていた会社が倒産し、１２年ぶりに愛媛に帰郷する。父、河島清市との確執。知らぬ間に実家には姉の彩が子供、久谷志羽がともに暮らしていた。 親子孫三代に渡る、長年受け継…

久城鉄夫はどこにでもいる土方の作業員。満足に家賃も払えないアパート暮らしで、大家に頭を下げる毎日だ。 そんなある日、彼の元に一人の役人が来てこう言った。 「犯罪管理課は１４００…