「困った」を含む小説

魚水　海里（うおみずかいり）はその名前から「みずタイプ」とか「水属性」とかあだ名されていた。 そのため、勉強はさっぱりだったが魚へんの漢字にだけは親近感を覚え、やたらと詳しくなっ…

丸子首相は、以前からX国に無理難題を吹っかけられ、ほとほと困っていた。 そんなある日、X国首相が来日し、丸子首相に今までの中でも最大級と言える要求をする。 各大臣たちが見守る…

東雲大学のサークル棟、その端っこにある百目鬼倶楽部。 そこにある部室（事務所）に、幽霊や都市伝説などの事件の相談に乗ってくれるという噂を聞き足を運んでいたのは、コンビニアルバイト…

異世界喫茶「ゆずみち」 この喫茶には人間・魔物問わず様々な個性的な方が数多く来られており、 常連のお客様として勇者さんや魔王さんもいらっしゃいます。 ただ、この世界には人間側・魔…

「どうだい、いい月の夜だ。外に散歩に行かないかい？」 その誘いに対し、Ｘはきっと、相当困った顔をしたのだろう。 何せＸは殺人鬼で死刑囚ではあるが、夜目など利かない、人間なのだから…

結婚から四年。可愛い妻には一つだけ困った点がある。それは春先に奇行に及ぶことで……。◆ タイトル〈noctambule〉は「夜遊び（あるいは夜歩き）する人」の意。すこし・ふしぎな…

我が家の愛娘、フレンチブルドッグのはっちゃんのちょっと困ったお話です。

KAC20234参加作品４作目。テーマは「深夜の散歩で起きた出来事」。 深夜の犬と散歩中に出会ったのは？

前の町を追い出されたホームレスのヨシイは、隣の五味山市に移住する。 そこでいつものように食べ物を手に入れようとするが、なぜか何も見つからず。 困っているところに、一人の老人が現れ…

恋人の忍ちゃんと出会って最初の夏休みが終わる前に、忍ちゃんの家にお泊りすることになった。楽しくて、わくわくして、ドキドキしすぎて、とても眠れそうにない。そう困っていると、どうやら…

「ジュリアンナ、婚約を破棄する。お前は追放だ」 ふと気が付けば、絵に描いたような「断罪イベント」真っ最中だった。 どうやら私は乙女ゲームの悪役令嬢ジュリアンナに転生してしま…

ネタに困った小説家が出会った紳士の正体は……

山の中には意外と落し物がある。 ハイキングを趣味としていた頃の体験談です。

女子高校三年生の書道部員の私は勉強が得意ではなく進路に困っている。 そして友人関係、交際関係、家族との関係も上手く行かない。 心を落ち着けるために筆を握る。

　田中は、素人小説の執筆や投稿が趣味だという。 　困っている様子の彼を見て、ふと僕が思い出したのは、高校時代の元カノのことだった。

森の中にぽっかり空いた穴。そこに落ちた少年は困ってしまいました。どうやって抜けようと考えていると森の動物たちが落ちてきました。落ちてきた動物たちはぐちゃりと死体になるのを見て思い…

整理整頓が苦手な佳苗さん。 今日も佳苗さんはお部屋のなかで探し物をしています。お部屋の中が散らかって汚屋敷になりかけると、佳苗さんの家にはお掃除妖精さんが現れるのです。 いた…

作家、飯田太朗はある日、担当編集者の与謝野明子から「ぐちゃぐちゃ池」の話を聞く。何でも沖縄の果てにある池らしいのだが、折しも小説のネタに困っていた飯田はその池を訪れることに決め……

ギュインギュイン！　ギュルルルルルル！　ドカーン！ （この物語はフィクションです。特定の人物、団体を示唆するものではありませんのでご留意下さい。また、作者としてはあくまで風刺的な…

賓客の来訪を数日後に控え、宮廷料理長ラウルと国王付毒見人レナートは、供する献立について意見を対立させていた。 自案を却下されて怒るラウルは、腹立ちがおさまらないままに、自室のぬい…