「たび」を含む小説

正体不明のウイルスにより世界各地でパンデミックが起きてから5年。 終わらない戦争下にいる"僕"は今日も目を覚まし、マスクを着る。 そんな生活のなか、"僕"は"川村さん"に恋をした…

勇者になった幼馴染を持つ農民のレイは、「勇者に悪影響を及ぼす」とその存在を国に疎まれ、無実の罪で国外に追放されてしまう。 理不尽な状況に困惑しながらも、彼が辿り着いたのは祖国の敵…

最弱勇者の物語　あらすじ 勇者の家計というだけで勇者にされたアクアという村娘が、旅に出るも、最初の戦闘、世界最弱のモンスターにすら勝てずに、倒れていたところ、旅の剣士クラインと出…

こちらは拙作「西実館女子中学校女子サッカー部」のキャラクター一覧表になります。選手達の特徴や本編で書かないつもりの軽めな設定等を書いていく予定です。キャラをまとめて振り返りた…

　俺は嘉神亮祐（かがみりょうすけ）。どこにでもいる普通の男子高校生、もう少し言えばあまり人付き合いはよくない。それにも色々と理由があるのだが、ここではいったん置いておこう。 　…

玉座の間にて語られる、在りし日の勇者と魔王の戦い。 語り部は紡ぐ「勇者に死なし」と。 死ぬたびに強くなったと言われる勇者の真実とは。

俺の名前はルルブロ。 元人間だ。 どの種族にも所属しない、無属性モンスターである。 特徴はとにかく“硬い”こと。 たぶん、防御力はカンストしてる。 火も水も状態異常も効かない…

日々の生活に色彩を失っていくにつれて、憂鬱は積もっていく。 そして、その憂鬱を感じるたびに、彼への想いは強くなっていった。

　異世界に憧れる少しオタクな高校生――重見片栗 　ある日片栗は異世界に召喚され、勇者として魔王を倒す運命を与えられた 　勇者という肩書き、呼べば虚空から現れる聖剣に興奮する片栗…

　夜中の帰り道、知らない家の塀から、白い何かが生えているのを見かけた。 　毎晩、そこの前を通るたびに、それは変化しているようで……。

時に、西暦2031年。　 優柔不断の女子高生・證大寺《しょうだいじ》キョウカは、ある夜、クラスメイトの理系男子・水城《みずき》ユキと互いの秘密を共有してしまう。彼に誘われるまま打…

「卵を抱いて眠る」・SS 　 　旭を好きだと自覚した穂高は次第に距離を取っていく。時々旭の姿を見かけるたびに自分の思いに苛立っていた。旭が地元を離れたあと、旭の祖父に会いに行く…

苦しみ悶えるその身体にナイフを押し込んでは、抜くを繰り返した。死にかけの身体がナイフを迎える時、筋肉が恐怖で硬直し、抜く瞬間には脱力するのを見るたびに、得も言われぬ高揚感に襲われ…

「アパートまるごとサイコパスの巣窟でした」 　表屋空が越してきた一見オンボロアパート【オトギリ荘】。そこには一風変わった人たちが住んでいた。 　会うたびにリンゴを勧めてくる少女…

　神々の世界で、怨霊を浄化する仕事を長い時間続けた男。 　その場所で死ぬと、次の世界に転生でき、功績によって何かが得られるはずだった。 　戦い続け、強くなりすぎた男は、上司であ…

現代を生きる三人の男女を描いた純文学。

この物語はミステリーではない。 殺人事件の終わり。犯人を見つけ出し、自白し、事件の終了。 この物語は、そこがスタート地点となる。 事件は巻き戻され、悪趣味な観客の見世物として…

郷里へ帰る道中の主人公の男性、「僕」は、なぜかいつも気乗りしない実家への帰省を、毎度、寄り道しながらもつづけている。 実家へ帰るたびに思い出す、子ども時代の少し奇妙な記憶。絡み…

いつからか菊池の視界の端にチラつきだした黒い影。クラスメイトとの喧嘩をきっかけに、人型となって具現化したその影は、やがて菊池の周りにいる人間を次々と襲いはじめた。