「眠る」を含む小説

★★★KAC2021参加作品★★★ 伝説の秘宝が眠ると言われる第二十一地下迷宮――通称「天使の墓場」は、過去に攻略した者がいない、難攻不落のダンジョン。 積極果敢に挑んだ、冒険者…

ままならない睡眠に病院をめぐることになった依光倫は、「睡眠時異世界探訪症候群」という奇病の診断を受けるとともに、対症療法として金属製の腕輪を受け取る。 腕輪をつけたまま眠りについ…

創世記から存在したとされる異形の怪物「ブギーマン」 奴らは夜に現れ、人を食い、人を殺める。人々は奴らに対抗すべく、一つの方法を編み出す。その名も「言魂」。それは限られた者の精神に…

ブラック企業に務める五十嵐孝史(いがらしたかし)は、今日も残業を終え、寝に帰るだけの自宅へ戻る途中、傷付いた小鳥を発見し自宅へ連れ帰り介抱する。 介抱してからも眠ったままの小鳥が…

自殺死亡者の安楽死が認められた世界。 申し込みを受けてから実際に履行されるまでの1年間を、人は「最期の救済」と呼ぶ。1年間を持ってしても死への欲求を捨てられなかったものは、安楽死…

　日本一の名探偵・四賀無《しがない》はある日、異世界に召喚された。 　呼び出したのはその世界を司る三柱の女神の一柱・ルミノス。彼女いわく、かつて魔王を倒した勇者の末裔である「王子…

カクヨム５周年記念の直観お題で書きました。 このお題で書いた人のほとんどは、直観と直感の違いに頭を悩ませたと思います。 参考文献 小松久男編『新版世界各国史４　中央ユーラシア史…

歴史古く、数多くの美術品が眠る国、シュタルニア帝国。 その首都フェルゼンでは、美しいものをこよなく愛する大怪盗、ランスロットが世間を騒がせていた。 彼の活動は、醜く独占されたお宝…

　上月沙夜は『終わりの街』へと迷い込む。 　この街で、その生涯や、役目を終えたモノたちが、各々好きな〝願い〟を手にして、次の生涯を夢見て眠るための旅に出る。沙夜は〝願いを叶えてく…

手を握られた女性の話。 少しだけホラー要素はありますが、恐くありません。 ショートストーリーなので、少しの時間で読めます。 何かの合間にどうぞ！ 電車に乗っているときや、眠る前や…

背中にひっかき傷のある人の話。 ５分で読めます。 眠る前のゆっくりした時間や、電車の乗り換え時などにどうぞ。

ショートストーリです。崖の上の立っている女の子の独白。すぐに読めるので、電車を待つ時間や、ぼーっとしたいときにどうぞ。001

　時代は平成から令和へと移り変わる時。 　日本には未だに妖怪や幽霊の仕業によって命を落とす者も存在していた。そんな害悪を長年祓い続けている一族がいた。それが天皇であった。天皇は三…

サービス終了前のオンラインゲーム。ゲーム世界ではユーザのいないアバターたちが静かに佇んでいる。

磯崎 翔 [ｲｿｻﾞｷ ｶｹﾙ] 交通事故から2年という年月を経て奇跡的にも目を覚ました翔であったが、そこで知らされたのは恋人の望月 葵 [ﾓﾁﾂﾞｷ ｱｵｲ]が死んだという事…

密林での民族大亡命作戦を成功させたライドウとシスルの二人に トガベ少将は思わぬ褒美を与える。 それは非業の死を遂げたシスルの姉が眠る街、迂恕《うど》へ向かう、 寝台列車の乗車券…

19世紀頃の話。 砂漠の国を旅していた長尾清隆とアリウスは、サクシーズという町で宿を取る。 そこで『殺人鬼』と呼ばれる男が営む酒場に招待された。 殺人鬼といえど人間、恐れる必要は…

昼寝を誘う春の午後におつかいを頼まれて、真夏日に父の叱責と労働を押し付けられて、秋の曇天が日差しと気分を塞いでも、隣家で暮らす「少女」のあどけない笑顔が「少年」の思春期と調子を狂…

古今東西の書物が眠る、学士の理想郷・瑛宮（あきみや）。 その地は、すべての知の探究者に等しく開かれると同時に、知識を独占せんとする者をけして許さない。 若き瑛宮の当主となった…