「願うこと」を含む小説

魔王が英雄により退治され、それに追従した凶悪な人種もまた共に僻地の孤島の地中深くに封印されてから、数百年。 人々は、二度と魔王とその一派が復活しないよう、孤島の封印に異常がないか…

そこは世界のどこでもない場所。 幾億もの花が咲く場所で、孤独な花守が願うこととは。

コロナ禍……今では誰もが知っているウィルスの脅威。 しかしその脅威よりも恐ろしいのは、人間です。 SNSで拡散され続けた、ドラッグストア店員の叫びや現状。その過酷な環境は決し…

いずれこの雪がやむころにはわたしのこの空腹もいずれ大げさな記憶になっているはずだ。もはや避けることがでいないなら、そうなってくれることを願うことしかできない。わたしは背筋を伸ばし…

誰もが、願うことではありますが、皆幸せんになってくれること。でも、実際には意外にそうではないのかもしれません。誰でも悩んでいることはある。そういうことを、描いてみました。

　起動することで、人を異能を持った超人へと変化させるアプリ、ナイアーズゲーム。アプリを起動させた、能力者と呼ばれる彼らは裏社会で暗躍していた。各国政府の組織から、民間組織まで、様…

「アームドスキンが無いと僕は願うこともできないんだ！」 破壊を運命付けられた少年、ユーゴ・クランブリッドが放り込まれたのは戦場。 衝動的に搭乗した人型戦闘兵器アームドスキンは彼…

戦争用ロボットアサツキシリーズNo.315、通称「スィスタ」。 「美しい」と感じる心を持っているスィスタは、自分を作ったマイスター・アサツキから、戦場に出るたびに何かひとつ、美し…

旅立つあの子と残るわたし。遙か遠い未来、ここではない惑星での一幕です。 流行になんとか乗っかれないかと思って書きました。

　科学が限界を迎えてから実に三百年経った、2843年秋のこと。 　改造巫女服にサイドテールがトレードマーク、桜花の巫女がここに見参。ある時には祈り、お団子に顔を綻ばせ、親友に抱…

日記と日誌の違いってなんだろう 彼らに後悔はないけれど 流れ星に願うことは同じ 我が最愛なる全てのもの さようなら

溢れた言葉をそのまま積み重ねるように紡いだら、手紙のような詩になりました。 2019年度金澤詩人賞応募作品のひとつです。

主人公は病院のベットの上で「生きたい」と「死にたくない」をひたすら想い、願う。 そうすると、神からこれ以上想い願うことを止めて欲しいと言われてしまう。 これ以上願い続けることはこ…

2017年。 過労により、重度のうつ病を患い入院した。 入院する以前より、仕事における上司からの肉体的・精神的な暴力でうつ病を患い、3年間も薬を飲みながら奮闘していたのだ。 …

切ない愛とハラハラ感に「あ゛～う゛～」と声をあげたい人に！ 闇の瞳を持つ男と、彼への思いが世界を救う運命を我知らず始動させた彼女。二人の愛を救うべく、キノは運命のうねりの中を奔…

時期外れも甚だしい七夕のショートショート。（以前書いてあったもの）

いたずらなリスと、お人好しのキツネが遊んでいると、リスが「クマの怖がりを直してあげよう」と言い出しました。キツネは訝しみながらも、リスについていきます。そこでリスが提案した方法で…

「あなたが残るなら、果穂子は百年も千年も、永遠にまでいきませう――」 司書として働く六花はある日図書館の大机の裏にびっしりと書かれている日記を発見する。その日記の秘密を紐解くとき…

　少年時代の輝く毎日のまま、大人になることは出来ない。少年は、その事に徐々に気付いていく。 　 　色んな人がいなくなっていく中で、少年は理不尽な現実に直面する。そんな少年に出来…

　出会いは偶然や奇跡で語られ、別れは必然のように語られる……。そうなのだとしたら人はなぜ、誰かと出会うのだろう。過ぎ去った時間に手をのばそうとしても決して届かない。不可能性の最も…