また目覚めるから「眠っている」だけなのに「どうか生きて」懇願する矛盾に惹かれて読んでみました悲しみを抱えながらも前向きな感情を表に出そうとしている決意に心打たれました
一言紹介でこのように書かせてもらったのには理由があって、この詩は連なりの言葉の意味だけでなく、その上から滴るような文の配置自体が、とても美しいのです。そしてそれがただの涙のように身勝手には落ちてゆかず、きちんとこのサイトに凍結してこびりついています。だから独白のような内容でも、石碑を読むかのように安心して冷静に見れる。この詩は、私たちが見た時点で私たちの”目の前”に確かに存在しているのです。まるで触れそうな程の距離感を想像させるこの詩に、ただ今戦慄しております。
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