「観測者」を含む小説

「我が拙き道化芝居にお代など、とんでも御座いません...... ─────ただ、皆様の少々のお時間、そして暫しの人類の末期をば......頂戴出来ればと。｣ 王権戦争によ…

植民可能な惑星を探し求める巨大宇宙船は、乗員一万人が代を重ねつつ、二百年間彷徨い続けてきた。だがこれ以上の航宙は困難と判断した彼らは、旅の継続のために大変革を断行する。 変革後…

ある日、スマホでつぶやくところを見ていたら、 異世界の勇者がつぶやいていた。 「フォロパ100％」と書いてあったからフォローしてみた。 彼のつぶやきは私のところへ送られる。 ※…

観測者によって異世界に転移させられた少年『ナナシ』は観測者の登録している動画投稿サイト『ユーデューブ』に投稿する動画を作るために異世界での生活を頑張る！

2050年 世界では技術が進歩していたが資源の減少や新たな社会システムの構築という問題を前に人間達は新たな可能性を見つけられないでいた。 しかし、とある科学者が天才的とも狂気的と…

テセウスの舟。 フラスコの中で矛盾が交差する。 以下の企画に参加させていただきました。 藤光様　【三題噺の競作】「オートバイ」「ファミリーカー」「街」に参加させていただき…

偉大なるティカルの王ワク＝チャン=カウィールは《空の観測者》率いる蛇の王国カラクムルとカラコルの連合軍に敗れて処刑された。これは、残された二人の物語。

「お前はこのミセからなんでも一つだけ持ち帰ることができる。さあ、何がいい？」 「なんでもいいの？　じゃあ、お兄さんがいい！」 変わり種の迷い家で万屋を営む雪月花の店主は物の道理も…

　2020年夏　私たちは光り輝く星たちに出会った。その輝きに心を奪われ、目が離せない。観測を始めたその日から、時間は瞬く間に過ぎ去っていく。 　これは、いち観測者が星たちに送るエ…

斜め四十五度らへんにいく作品（※重複投稿作品）

大阪湾上の人工島に建設された超々高層建築物、テンプルム・タワー。高さ五四◯◯メートルを誇る世界最大の巨大複合居住区には、まことしやかに囁かれる噂があった。　　 『918階には人を…

黄昏時は死にたくなる。高校生の真並新は、物心ついた時からそんな悪癖に悩まされていた。 ついにはゲームムービーの黄昏までもトリガーになった時、幼馴染の藍川に命を救われるが、魂の状態…

「超能力」をテーマにした短編集。 地味な「力」から始まりますが、そこからどんどんグレートアップして最後は誰もが羨むが、でも恐ろしい「力」が登場します。 一作品あたりそこまで長…

　おうち時間、走る、直観、ホラーorミステリー、スマホ……そしてついに示される第６のお題。 　私と読者と仲間たち？　……作者と読者はいても、作家に仲間なんていない。 　作家とは…

『観測者が決める宇宙、僕の不運は誰が観測しているのだ』は、量子論を基盤としている架空の世界で展開するSF小説です。物語の主人公である「僕」は、認識が実体化する場所としての宇宙を探…

【あらすじ】 　マスターに呼びされたアルドとフィーネは、次元の狭間で一人の少女と出会う。 　記憶を失い、どこから来たのか、自分が何者なのかも覚えていないという少女だが、「アルドと…

「あの夏、貴方はなにを失い……そして我々は、なにを得たのか」 　ドイツ軍のＵボートの活躍により、潜水艦の有効性が立証され、各国は本格的な潜水艦隊運用に乗り出した。 　大日本帝國…

事象は蓋を開けると同時に観測される。 事象は観測されると同時に確定する。 観測者、それは世界の全てを確定させる。 これは「観測者」であるあたしが心に刻んだ言葉。妄想でも何でもない…