「箱 ショートショート」を含む小説

形のよい指先が夜天色の表紙を開く。 "掌編録"と刻まれているのに、白紙の頁が続いている。 「君、運がいいね。其れは月世界から入荷した新商品さ」 視線を巡らせると淡青色の睛をした少…

箱があった。古くから伝わる箱があった。

そこは不思議な店だった。店主は1つの箱を前に語り出す。「シュレーディンガーの猫ってご存知ですか？」 ３分で読めるショートショート。 KAC2023⑥「アンラッキー７」参加作品です…

純情な少年のお話です。

文章リハビリと修行用のショートショート。シーン練習ともいう。 『その他』ジャンル。玉石コンコース。 一話千字以下

大学生の『俺』は、山奥でおかしな箱を見つけた。そいつを家に持ち帰り――。

ある厭世的な映画を観たことがきっかけで中学三年の夏休み明けから学校へ行かなくなった勇翔は、誰かと繋がって生きることを諦めてしまう。 それから五年後。成人式を目前にしたある日、勇…

広至時代の社会は、2つの技術によって再起不能なまでに完ぺきとなった。 「キューブ」と「若返りの薬」のことだ。、 当技術によって支配される完ぺきすぎる世界で、僕は「特別な日…

隣人の密やかな楽しみ

電車の中で、トイレで、3分で楽しめるショートショートの世界へようこそ。くすりと笑える皮肉なSFをあなたへ。 ※タイトル横の分量目安（1分500字で概算） 【オチまで30秒】~25…

掌編・短編集。ちょっと恋愛、ちょっとファンタジー、ちょっとSFのお話の詰め合わせです。 すべて完結済みの別の話なので、どこから読んでも大丈夫です☆

狩猟が趣味の祖父が死んだ。祖父は遺言を一つ遺した。

下校途中。部活の後。日暮れが早くなった9月。虫の音。風の触感。秋の匂い。秋霖で濡れたアスファルト。

箱を開けるなと言われたショートショート。

工具箱を片手に車を降りる。土曜の昼下がり、公園には走り回る子供たちの声が響いていた。「はい、ちょっとごめんね」

一分と少しで読めます。

男性であるあなたがエレベーターに乗っている最中、故障が発生し、エレベーターが止まってしまいました。あなたの他に乗り合わせたのは、齢80のよぼよぼの男性と、二十歳のぴちぴちの女性、…

即興小説トレーニング様で書いたお話のログになります。ほぼそのままUPにつき、誤字脱字修正は見つけ次第こっそり行います。 執筆時間15分～1時間のタイムアタック。（大体15分製作…

知らない誰かからあなたに宛てられた、小さな小さな小包。恐る恐る開いてみると、そこにはショートな世界が広がっていた。中には、開けたことを後悔してしまう様な物語もあれば、思わずクス…

純文学掌編(ショートショート)