僕らは夜の片隅で 【一話読切】
大枝 岳志
僕らは夜の片隅で
勇翔を尋ねて友人達が最後に家を訪れたのは、今からもう五年前のことだった。
夏休みが明けてから突然学校へ来なくなった勇翔を心配し、クラスで話し合った結果、友人五人が代表となって勇翔の様子を伺いに行くことになった。自宅のインターフォンを押してみたが、誰かが出て来る気配はない。
諦めのような雰囲気が漂い始めた矢先、玄関がわずかに開いた。扉の隙間からは顔を腫らした勇翔の母が友人達を実に恨めしい目でじっと眺めており、怯えた彼らは逃げるようにして勇翔の家を後にした。
それから五年もの間、勇翔は日中に家の外へ出ることは無かった。
家族は父と母の三人暮らしであったが、少しでも勇翔の気に障ることを言えば殴られたり首を絞められたり罵倒されたりするので、父も母もそのうち何も言えなくなってしまった。
勇翔が学校へ行かなくなったきっかけは、夏休みにある一本の厭世的メッセージが込められた映画を観たからだった。
その映画そのものはきっかけに過ぎなかったが、日頃から親からも教師からも将来のことを散々口うるさく言われていた勇翔は「みんな」と同じ生き方をするのを早々に諦めた。
どうせいつかは離れる友人達や、いつか先に死んでしまうであろう教師や両親の存在が疎ましく感じられた。
部屋の中、インターネットで見る世界が勇翔にとって世界の全てだった。
それ以外は夜中にそっと家を抜け出してコンビニへ出向く位なもので、人と接する機会など殆ど無かった。
ある冬の深夜。コンビニへ向かっていると、地元の掲示板にこんな案内が貼り出されているのが目に止まった。
『新成人の皆さま。おめでとうございます 丸末町内会』
あぁ。そういえば、そうか。
その程度のことを思いながら、勇翔は足早にコンビニへ駆け出した。
ある日、勇翔当てに差出人不明の荷物が届いた。
いつかネットで注文したアニメグッズかと思い、小さな箱を開けてみて勇翔は一人、部屋の中で首を捻った。
「は? 何これ」
箱の中に入っていたのは一台のトランシーバーだった。
アニメグッズの出荷作業を間違ったのだろうか? しかし、返品しようにも差出人が分からず、勇翔は仕方なしにトランシーバーの電源を点けてみた。
しかし、サーッというノイズが流れるだけで何処かの誰かが話し掛けて来る訳でもなく、しばらくは電源を入れたまま机の上に置いておくことにした。
次の日の夕方。昼夜逆転生活を送る勇翔は誰かに呼び掛けられる気がして目を覚ました。
微かに聞こえて来る雑音混じりの声の方へ目を向けてみると、机の上に置いたままにしていたトランシーバーから女の声が聞こえて来た。
「聞こえてたら応答してくださーい」
トランシーバーの送り主だろうか。勇翔は文句を言おうかどうか迷いながら、ドラマの見様見真似でトランシーバーのサイドボタンを押しながら声を出した。
「あ……あの、うちに届いたこれ、何か間違ってませんか……ど、どうぞ」
サイドボタンから指を離すと、五秒ほど無音が続いたが、すぐに女の声が返って来た。
「いいえ、あなたに送ったプレゼントですよー。今、何してましたか?」
自分宛てのプレゼント? 意味が分からず戸惑いながら、勇翔はサイドボタンを押す。
「ていうか、誰? 何でこんなもの送りつけて来たの? どうぞ」
「誰でもいいじゃないですか。こうでもしないと、あなたは人と接することもなさそうだし。親以外の人と会話したのも、久しぶりなんじゃないんですかぁ?」
図星を突かれた勇翔は、返す言葉を一瞬失った。一呼吸置いてから、声を振り絞った。
「……まぁ、そうだけど。でも、なんか怖いし気持ち悪いんで。これ、捨てて良いですか?」
「ちょっと! せっかくのプレゼントだよ!? あちこち探し回ったんだからね。それに、あなたはそろそろ成人式でしょ? だから、プレゼント。成人、おめでとう」
「えっ……俺のこと、知ってる人なの?」
「だからー、誰でもいいでしょ。それよりも、今日は何してたの?」
「きょ……今日は、まだ始まったばかりだから……まだ、何も」
「何もって……まさか起きたばっかりとか?」
「まぁ、そんな感じ。どうぞ」
「うっわー、不健康。せめて早起きしなよ。朝起きるととっても気持ち良いし、身体にも良いんだよ?」
「もうずっとこの生活だから……今さら……」
「明日は土曜日だからね。私、朝になったらまた呼び掛けるんで。電源切らないで下さいねー」
女の一方的な物言いに、勇翔は頭に血を昇らせた。学校へ行かなくなって以降、治ることのない悪い癖だった。
「何勝手なこと言ってんだよ。知るかよ、おまえが勝手に決めんなよ。俺のことは俺が決めんだよ!」
「……そうやってお父さんにもお母さんにも当たってるんだ?」
「うるせぇな! てめぇ死ねよ!」
「そうやって簡単に死ねとか言っちゃダメだよ。だって本当に人が――」
勇翔は女が喋るのを聞かず、トランシーバーの電源を切ってベッドの上に放り投げた。今さら他人が自分と関わろうとすることが煩わしくてたまらず、何よりも腹が立って仕方なかった。
その夜、勇翔はトランシーバーの電源を切ったまま夜を越した。
次の日、トイレへ行こうと目が覚めると時計は午前十一時を指していた。
普段ならそのまま再び眠りの世界に突入する勇翔であったが、この日は小便を済まして部屋へ戻ると、ベッドの上に放ってあったトランシーバーを何気なく手に取ってみた。
真っ黒の遮光カーテンから漏れる冬の光の一筋が目の奥をくらませ、嫌でも今が昼なのを実感した。
ため息をつきながら一瞬だけ、と思いながら電源を入れた瞬間だった。
「起きてるのー?」
たまたま点けたトランシーバーから昨日と同じ女の声が聞こえて来て、勇翔は驚きのあまり思わずトランシーバーを床に落としてしまった。
応答がないのに「起きてるのー?」と呼び掛ける相手がいることが薄ら寒く感じながらも、床に落ちたトランシーバーに向かって伸びる冬の光が無数に舞う埃を照らしているのを眺めているうち、少しずつ気分が変わって行った。
何年振りかは分からないが、昼に窓を全開にして空気の入れ換えを行った。身体の芯まで冷えそうな北関東の冷たい空気が身体を震わせたが、勇翔は窓を閉めなかった。開け放たれた窓の外は、実に数年ぶりに目にする昼の世界だった。住宅街の中を子供達が走り回り、自転車に乗った年寄り同士が世間話に花を咲かせていた。
勇翔は光の眩しさに薄っすらと目を閉じながら、階段を下りて行った。
リビングのドアを無愛想に開けると、掃除をしていた母が肩をビクリと震わせた。
「勇翔。何よ……こんな早い時間に」
「あのさ」
「お金? いくら……いるのよ」
「いや、違う。掃除機、どこ?」
「……え?」
「だから、掃除機だよ」
「掃除機って……何する気なのよ」
「部屋、掃除しようと思って」
「本当に? あ、あれよ、居間の押入れの中にあるわよ」
「ありがと」
勇翔は居間に向かった。勇翔がやって来た途端にテレビに目を向け始めた父に「おはよう」と声を掛ける。声を失った父は「おう……」と返したものの、掃除機を手に部屋を出て行く息子の背中を実に不思議なものを見る目で見送った。
数年ぶりの部屋掃除は思いのほか時間が掛かった。今ではもうあまり見返さない床に積まれた漫画本を片付けていると、今までの生活がいかに怠惰なものだったのかを実感し始めた。もう読まないであろう漫画本を片っ端からゴミにまとめ、掃除機を掛けた後は雑巾まで掛け始めた。その間中、トランシーバーを傍らに置いていた。
「漫画本、片付けた。次はゲームかな」
「えらいじゃん。いらないならゲームは売りに出せば? お金になると思うけど」
「明るいうちに、外出なきゃじゃん」
「Oショップなら夜でもやってるでしょ」
「おまえさぁ」
「えっ、何?」
「家、近所だろ? Oショップってこの町にしかねぇし」
「……別に? 調べただけよ。はいはい、早く掃除掃除」
「うるせぇな、切るぞ」
「そうやって怒って、また勝手に切るの?」
「違うよ。雑巾掛けるんだよ、水拭き」
「へぇー、えらいじゃん」
「おまえは、えらそうだけどな」
そう伝えてから電源を切ると、勇翔は夕方になるまで部屋中を磨き続けた。
夜になってからゲームショップにCDやゲームを売りに行くと、思ったよりかなり高い値で売れたことで思わずニヤけそうになってしまった。
生まれて初めて、自分で金を得た瞬間だった。
ゲームショップから出ようとすると、顎髭を蓄えたキャップ姿の不良風の男に声を掛けられた。
金を取られると思った勇翔は逃げ出そうとして駆け出したものの、肩を思い切り掴まれた。大人の男の握力に逆らえる体力はなく、勇翔はその場に転びそうになった。後ろから倒れそうになる身体を引き起こされると、不良風の男が笑った。
「勇翔じゃね? 俺だよ、まっつん! 覚えてる?」
「え……あ……うん、まっつん?」
「勇翔じゃん! ヤベー! 生きてた! マジかよ!」
「あ、あぁ。びっくりした……」
「こっちがびっくりだよ! 勇翔、今何してんだよ?」
「あっ、うん……ゲーム、売りに来た……」
「馬鹿! 違うよ! まぁいいや、懐かしいなぁ!」
声を掛けて来たのはかつて勇翔の家を訪れた五人のうちの一人、松野だった。中学時代は野球部に所属していて、とにかく人の面倒を見たがる性格の男だった。
突然の再会にもっと嫌気がさすだろうと思っていた勇翔だったが、自分で思っていたよりも気分は楽だった。
他愛もない立ち話を数分して、松野と勇翔は別れた。
別れ際に「成人式、来るだろ?」と尋ねられたが、勇翔は聞こえない振りをして店を出た。
その夜もトランシーバーの向こうにいる相手を知らぬまま、勇翔は会話を続けていた。
「さっき、ゲーム売って来た」
「えーっ、人並みの時間に外出れたじゃん!」
「うん。お金を稼ぐってさ、なんか、凄くいいなって思った」
「稼ぐことは生きることだよ。やったね」
「うん……あと、同級生に会ったんだ」
「えっ、本当? 誰?」
「松野」
「まっつーん! 出たぁ! あいつ本当いい奴だからねぇ。また一緒に遊んであげてよ」
「そうだね。そういうのも、悪くないのかもしれない。っていうか、誰なの?」
「……誰でしょう? あなたの知ってる人かもしれないし、そうじゃないかもね。本当に、思いもよらない人物かもよ?」
「実は戦国武将とか?」
「何それ! 武将がトランシーバー持つ?」
思わず下らない話で笑い声を立ててしまった自分に、勇翔は咳ばらいをして感情を押し込めようとした。それがいつの間にか染みついた癖になっていたものの、何でそんなことを我慢しているのか考えている内に無性に馬鹿馬鹿しくなって来る。
勇翔はトランシーバーのサイドボタンに指を掛ける前に堪らず笑いだすと、ボタンを押した。
「おまえ、面白いな。この状況もさ、面白いわ」
「まぁ私の取り柄ってさぁ、面白いのと美人なのと愛嬌がいいくらいしかないからねぇ」
「完璧じゃん」
「まぁ、一個は嘘だけど」
「あんたは面白くて愛嬌がいいってことか」
「はぁ? 面白い美人ってことなんですけど」
「ははは。まぁ、楽しけりゃいいんじゃねぇの」
「そうだね、楽しければいいんだよ。そうそう」
その夜も、そのまた次の日も、夜の片隅で繰り返されるトランシーバーのやり取りは続いた。
そして五日目の夜。無駄なものがなくなって綺麗に片付いた部屋の真ん中に座り、勇翔はトランシーバーに向かって頭を下げていた。
「本当……最初は怖いし訳分かんなかったけど、こうやってあんたと喋れて良かったよ」
「バイトも探し始めたなんてねぇ。あっという間に真人間になったね」
「あぁ、そうなるといいな」
「なるよ、大丈夫だよ」
「あのさぁ」
「はい?」
「一回しか言わないから、っていうか、一回しか言わないから聞いて欲しいし、すぐに忘れてくれていいんだけど」
「何それ、何なの?」
「あのさ。俺、ずっと部屋ん中で腐ってただけだったし、この世界は親も周りも全部腐ってんだって思ってた。多分、マジで腐ってる部分は世の中にいっぱいあるとは思うんだけど、それでもあんたみたいな人間がいるなら、俺はいつか俺にとっての、あんたみたいな存在になってみたいって、そう思えた。そんなこと、自分が思うなんて考えてもなかったけど。なんていうか、ありがとう」
やや早口で伝えてしまったものの、トランシーバーから声は返って来なかった。
勇翔が機械の不調かと思いながら音量のボタンをいじり始めると、ブツッというノイズが部屋中に響いた。慌てて音量ボタンを調整すると、トランシーバーから女の静かな声が返って来た。
「勇翔……本当に、よかった」
その時、初めて女が勇翔の名を呼んだ。勇翔はその瞬間、胸の奥から湧き上がる喜びを感じ、女の声を記憶の中で手繰ってみたものの、どこへも繋がることはなかった。しかし、今は繋がっていることは確かだと、そう確信した。
「俺も、あんたに出会えてよかった」
「まだ、会ってないよ。ねぇ、成人式もうすぐだね」
「あぁ、そうだね」
「成人式、行くの?」
「どうだろうなぁ。俺、行けるかな」
「多分、行った方が良いと思うな」
「考えてみるわ。あとさ」
「うん?」
「成人、おめでとう」
「何それ、そんなの分からないじゃん!」
「なんだよ今さら。いつかのお返しだよ」
「私、七十のお婆さんかもしれないし、十歳のおこちゃまかもしれないよ? そしたらあなたは成人してるから、やばいよ」
「何もヤバくねぇだろ」
「ねぇ」
「なんだよ?」
「会えるといいね」
「あぁ。会えたら、いいな」
「ねぇ、会えるよね?」
勇翔は応えない。トランシーバーの電池の残りを確かめ、最後にサイドボタンを押す。
「生まれて初めて、生きてみるのもそんな悪くないなって思えた。ありがとな」
そう答えた直後、勇翔はトランシーバーの電源を切った。
会話の果てにたった一つだけ辿り着けた答えを胸に残したまま、大事そうにその答えと想いを抱き締めた。
女から届けられた箱にトランシーバーをしまうと、ガムテープで蓋をする。
勇翔は届いた時と同じように差出人不明の伝票を作ると、小さな箱に貼ってから灯りを消した。
それから何度呼び出してみても、何を問いかけてみてもその夜以降、女への声は返って来なかった。
成人になろうとしているのに今も家の外へ出ていないという話を聞き、始めは臆していた。トランシーバーはただの思い付きだったが、一か八か、大人になった彼を一目見てみたかった。
中学三年の時、女はクラスの女子達に除け者にされそうになっていた。
原因は実に他愛ないもので、クラスリーダーの女子の彼氏を奪ったとか、そんなつまらない噂が発端だった。
夏休みの前。リーダーの女子や取り巻きと言い争いになり掛けていると、机に顔を突っ伏していた勇翔が怠そうに顔を上げ、静かに呟いた。
「どっからどう見てもさ、そいつは悪くねぇだろ」
除け者にされ掛けた世界で、疑いの目ばかりを向けられた世界で、たった一人だけ味方がいた。
その目は世界を見下す訳でもなく、世界に媚びる訳でもなく、世界をただただ、真っすぐに見つめていた。
会えなくなってから五年が経ったその日。
振袖を着ていることよりもずっとずっと胸が騒がしくなる出来事を、女は目を凝らして探していた。
次から次へと止むことなく掛けられる声や嬌声を、疎ましくさえ感じ始めていた。
町長の挨拶は右から左に通り抜け、照明が落ちたホールの中を終始見回していた。
しかし、求めていた姿も、会いたかったあの目も、直接聞きたかった耳に馴染んだはずの声も、会場の何処を探しても見つかりはしなかった。
楽し気に「写真撮ろうよ」と腕を絡ませて来る同級生達を前に、表情は笑顔を意識していても心は沈んで行った。
「ねぇ紗江ぇ~、もう行こうよぉ! 宴会までちょいあるけどさぁ、着物返したりする時間とか考えたら間に合わなくない?」
「うん。そうだけど……ごめん、先行ってていいよ」
「え~! じゃあ電話してね? 後で合流しよ!」
「うん、絶対連絡するから」
一人、また一人と会場を去って行く。車高を低くした車に乗って騒ぐ連中も、順番に胴上げをしたりされたりしてはしゃぐ連中も、次々に会場を後にして行く。
会館の駐車場の鉄柵に腰を掛け、紗江は深い色の溜息を吐いた。思い余った挙句、自分が出過ぎた真似をしてしまったのだろうか。それとも、無理をさせてずっと付き合わせていたのだろうか。
誰もいなくなった駐車場を見回してみても、職員以外の姿はもう何処にも見つからない。
北関東の一月の冷たい風は振袖を着ていても冷たく厳しく、剥き出しの指先がかじかんで行く。
来なければ良かった。そんな後ろめいた感情が、紗江の心を世界から遮ろうとする。
もう、行こう。諦めて鉄柵から腰を上げた直後、紗江は肩を叩かれた。
振り返るとそこには黒いパーカー姿で、肌の色は白くなったものの、昔と変わらず懐かしい真っすぐな眼差しを持つ男が、見覚えのある箱を小脇に抱えて立っていた。
男は照れ臭そうにはにかむと、胸の前に箱を突き出した。
「宅急便出すの面倒臭いから、返しに来た」
「スーツは、どうしたの?」
「うん、持ってない」
噴き出した紗江の笑い声と、それにつられる男の笑い声が強い冬の風に消えて行く。風が収まると、その間からはまだ笑い声が漏れ聞こえて来る。
それはまるでトランシーバーの通信のように途切れ途切れに、それでも絶えることはなく、風の中で楽し気な声を響かせていた。
僕らは夜の片隅で 【一話読切】 大枝 岳志 @ooedatakeshi
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