「短編ミステリ―」を含む小説

　志谷栗沙は、パフェに目が無い女子大学生。 　ある日、同級生の村戸から電話がかかってきた。暇なので出てみると、村戸は中学時代「記憶探偵」として有名だった彼女に依頼があるらしい。　…

虚空に浮かぶ腕を見た話です。

ありきたりな物語の始まり、とある館に殺人事件が起きたようです。もしよければ、この謎を解いていただきたいです。 ミステリーと呼べるかどうかは、その後に決めていただきましょう。

狭山龍玖の人生は中学生にして詰んでいた。家庭内では半グレの継父に支配され将来は真っ暗だった。 そんな龍玖の前に死神を名乗る女が現れる。死神は気怠そうに煙草をふかしながら痛みも苦し…

　探偵高度育成学園――、 　探偵科には二つの学科がある。 　推理科と殺人科。 　探偵と警察、そして犯人側――二つの視点から事件を見ることで、互いの特性を理解し、事件解決へ至る技…

400文字でミステリを書いてみようと思って書きました。 感想をお待ちしています。どんな評価でもください。 （あまりにもミステリ初心者なので、目の肥えた方には絶対向きません） 週…

「こんな現場でＤＮＡひとつ残さないなんて、人間業じゃないですよ」 無残にもバラバラに刻まれた死体が、隠されることもなくオフィスの中央にゴミ同然に掃き集められたかのように放置さ…

「怖い話」の短編集です。 「怖い」という感想に反応して、各タイトルに★が付きます。 それでは始めましょう。 よろしくお願いいたします。

　大学の通学距離の都合で数年後しに帰ってきた地元は、やはり暗くてトンネルの多い不気味な街。同じサークルに所属する同級生に脅されて向かったトンネル。そこで僕は、全てを思い出す。

秘神はいる。

死体があったと仮定する欲望は自殺をもたらすのかもしれないが、生者でなければ自殺はできない。

　夏休みを利用して祖父母の家へ向かっていた華村清花は、その途中の生け垣から白い手が生えているのを見つける。 　誘拐事件か幽霊か……友人の中川早苗に相談しつつ、生け垣に生えた白い…

神様を名乗る少年に出会った。 七日間を過ごした。 全てに気づいて死んだ。 だって、そういう物語だから。

フリーのwebライターとして活躍する塩崎杏奈（しおざきあんな）は、夜、自室で原稿の執筆中に怪異に遭遇する。 一緒に住む妹の美琴に助けられながら、自らが遭遇した怪異について調べよ…

『爆弾』『スワン』でミステリ界に衝撃を与えた呉勝浩さんの新作は、珠玉のミステリ短編集『素敵な圧迫』（2023年8月30日刊行予定）。刊行を記念し、表題作「素敵な圧迫」を特別公開し…

誰も触っていないのに壊された指輪。自宅を覗くストーカー。階段から突き落とされた友人。学園を彷徨う幽霊。 私立貴石学園には、生徒個人に固有の指輪が渡される。 自身の象徴とも言える…

筆箱を家に置いてきたり、移動教室なのを忘れたり、ラガマフィンをお菓子だと思ったり、吾川さんはとにかくそそっかしい。 高校の入学式の日、そんな吾川さんの起こしたトラブルを解決したこ…

闇に閉ざされた教室で、女と少女が水平思考ゲームを始める。 豪雨の影響で橋が水没、山中のシェアハウスが外界から孤立した。 一人の男が遺体となってみつかる。状況からして事故でも自殺で…

ある事件で僕は今、趙島署で取り調べを受けています。刑事たちの目つきが厳しいので、僕は恐らく被疑者として疑われていることでしょう。 ですが、僕にとってそんなことは関係ないです。だっ…