この物語は、高校二年の真子の机の中でクラスメイトの咲から健人へとあてた一通のラブレターを見つけるところから始まります。
真子は以前から健人に想いを寄せており、どうにかして二人の恋が実らないようにと画策しようとするのですが、そこから二転三転と物語は動きます。
とても短編の物語とは思えない程に綿密に練られた設定と、作者様の紡がれた美しい情景描写が描写が相まって、読み終えた今もとてつもない余韻に包まれています。
学校というコミュニティの中で、高校生同士の嫉妬や妬み、SNSなど、今の現代を表現するような凄まじい作品だと思います。
特にラストの展開は圧巻です。
心からおすすめ出来る作品なので、気になった方は是非ご覧になってみてください…!