「極楽」を含む小説

異質な世界が書きたい、と思って極楽を書くことにしたのを覚えています。うまく書けたのではないでしょうか。

遊女の想い、誠の愛に証立て

　100万人にひとりの奇病によって、身体が男性から女性に変わってしまった主人公。普通ならめげそうなものですが、能天気な｢彼｣改め｢彼女｣は、お気楽極楽に、高校時代の友人の家にメイ…

高校生小津マコトは、トラックにはねられ地獄行き。しかし、そこで閻魔大王から生き返ることを条件に、閻魔の娘エマに就いて、善人を増やすように命じられる。『地獄極楽化計画』とは、そして…

　五位鷺の姫君、預流の前は面倒くさいハードモードの平安仏教の難易度を下げるべく「南無阿弥陀仏」の六字を唱えるだけで極楽往生できるイージーモードを導入してNAISEIチートで無双し…

陽の民の末裔によって作り上げられた、どこの国にも属さない島。 そこには、この世の極楽と称される巨大な花街「煌郭街」があった。 なんの疑問も持たずに煌郭街で過ごしてきた遊女たちの前…

仮想の時代、大正参拾余年。 その世界では、鉱石は薬として扱われていた。 鉱石の薬効に鼻の効く人間が一定数居て、彼らはその特性を活かし薬屋を営んでいた。 極楽堂鉱石薬店の女主の妹…

ファンタジーで語られる世界って過酷な社会だと思うんですよ。 衛生状態は悪いし、食料生産だって安定してないし、生まれながらの身分に縛られるしね。 風呂はないし、排泄してもトイレット…

世のため人のために人生を捧げた寿庵。極楽浄土に行くはずなのに、なぜか地獄に堕ちてしまった。寿庵を担当する地獄の鬼は三本角と呼ばれる青鬼であった。この鬼から永遠の責め苦を追うことを…

極楽浄土を訪れたちょっとファンシーな人たちのお話。 一話完結の短編です。 シリーズとして独立させましたが、思いついたら書くという方針なので連載というほどのものではないかもしれま…

登場人物 ザコバダンキチ…主人公兼狂言回し。フリーランスのライターという特殊な職業柄、色々な出来事に巻き込まれたり巻き込まれなかったりしながら、毎日を日々暮らすだけの実験的なエ…

大正時代をモチーフにした世界。ここでは鉱石が薬として取り扱われている。 極楽堂鉱石薬店は鉱石薬を取り扱う店で、女主人の極楽院 奈落が祖父からその店を引き継ぎ切り盛りしていた。 あ…

　一九六一年のデイジー・ベルからちょうど百年。知性の定義は未だ困難なままだったが、ついに人類以外の知性が社会の枠組みへと取り入れられた。 　公安警察に属する男は、監視役であり相…

二十世紀末。極東の軍事国家日本帝国は、イデオロギーの対立により内戦に突入。全国各地で国づくりの理想を巡って政府軍と反乱軍による武力衝突が起きていた。戦は泥沼化し、両軍で十五歳以上…

ワンライのお題に対する内容です。 【第14回フリーワンライ】 止まることのない時間 扇風機 最後の楽園 ツートンカラー -汚れなきもの この中から一つ以上選びます。

主人公・(尊師茸男)そんし・たけお 男、３０歳、２０代後半まで真面目に働いていたが、 今は悪い友人に誘われて極楽閻魔教なる新興宗教に入信。。 適当に働いて適当に遊ぶ(極楽閻魔教…

エンバーミング。それは死体に防腐処理を施し、永劫この世にとどめ続ける技術。 エンバーマーの家に生まれたノゾムは幼い頃からエンバーミングの訓練を受けていた。 ある日ノゾムは、祖父の…

華のお江戸の伊達男。めっぽう腕は立つが、女と義理人情にはとことん弱い 化け物、殺してござ候 ご存知、極楽院　吉兆之助《ごくらくいん　きっちょうのすけ》 今回の舞台は宿場町。仲間の…

１１００年前、貿易立国を標榜する南漢王劉厳は、福地（極楽）に模した大宮殿に世界中の客商を集め、国際見本市を開催した。劉厳が、天の上に龍の字を置いて劉龑（りゅうげん）と名を改め、「…