「月 童話」を含む小説

「その呪い、私が解いてみせましょう」 うっかり夜の森で迷った挙げ句に嵐にあうという不運に見舞われた私、旅の魔術師リアは雨宿りを出来る場所を探して森を駆け回っていたところ、とある…

深い森に住む主人公。主人公が出掛けている時にある事が起きる…

　中学生になって、幼馴染に突然恋をした僕。 　誰にも言えずに、お月さまに相談しました。

「あなたは、妻として、病めるときも健やかなるときも、喜びのときも、悲しみのときも富めるときも、貧しきときも、夫を愛し、敬い、慰め合い、共に助け合い、その命ある限り真心を尽くし、時…

短編を得意とする賽子ちい華（作者）の作品の中から、エンタメよりも文学的要素の強い作品をまとめています。 暗喩を含んだ表現や、テーマ性のある物語をお楽しみください。

　4月23日は「子ども読書の日」だということです。そこで、私が小学生だったころ「銀河鉄道の夜」と出会った思い出を中心に、ほかの賢治作品との出会いや、「銀河鉄道の夜」の冒頭部分から…

少女は生贄になり、その化け物をひきさく。（※重複投稿しています）透坂雨音

【宣伝広告】『「人は誰でも三つの秘密があると言いさあ」「私はなにも やましい ことなど」「そう むき にならねえでくだせえ。物の例えでさあ」そう言って、亭主は二杯目のスコッチウィ…

美祢子（みねこ）は、バスに乗って伯母さんの家へお遣いにでかけた。 そこで出会った灰猫（はいねこ）に導かれて行ったのは、不思議な猫の集会だった。 昔むかし、十代の頃に書いたおはな…

ぴいこちゃんは、2020年7月生まれの雉白猫の女の子。 今日も、おうちの中をおさんぽルンルン♪ 先住猫のお兄ちゃんたちお姉ちゃんたちとも、仲良しです。 だけど、ぴいこちゃんは目…

僕は目が見えない。だから不完全な月を愛でる十三夜の会の出席は免除されていた。けれども女中の久子は僕の手を引っ張るのだ。月を見に行きましょうと。 ★コレクション：ヒューマンドラマ…

ピーマン嫌《きら》いな少年《しょうねん》の話《はなし》です。 幸《こう》か不幸《ふこう》か、不思議《ふしぎ》な能力《のうりょく》に目覚《めざ》めた少年《しょうねん》。 彼《かれ…

寝落ちできるようなほっこりと優しい絵本のような童話のような作品を書いてみました。

永遠にマグロを獲る漁船や宝を捨てにいく海賊船に出会い、陰気な小人の洞窟や星の凪ぐ森に迷い、隠者の塔や鬼の住み処を訪ね……ぼくは探しつづけた。家の壁も、人の言葉も、月の光も、静かに…

雨の森。母から逃げてきたレトは、凍えている。岩場のくぼみで雨宿りして過去を反すうする。 母と父、自身の思い出は決して美しくない。 雨の日の一つの答え。それは……。 2022年1…

　クリスマスの足音が聞こえてくる12月6日、輪田柊は娘へのプレゼントを何にしたものか考えこんでいた。帰り道に立ち寄った行きつけのブックカフェで、彼は最近の町を騒がす謎の集団の噂を…

綺想編纂館さま主催の「ノベルバー」（11月1日～30日）に参加させていただいてます。 何話か書けたらいいな～と思ってます。 ジャンルは「現代ドラマ」ですが、ファンタジーも恋愛も混…

まほろば町は長年灯台に見守られてきた町。 しかしその灯りは、ある夜に突然絶えてしまう。 消えた灯台の灯りを再びともすため、仲間達はそれぞれ「灯りの材料」を探しに旅に出ることになる。

故郷に帰った浦島太郎。彼は、いったいなぜあの玉手箱を開けてしまったのだろうか？ また、乙姫は、どうしてそんなものを彼に贈ろうとしたのか？ 謎多きお伽話の真相が、いまここに明らか…

その夜、少女はナイトドレスに着替えたまま森の奥へと身を運んだ。 ※2023年4月17日に改稿版を公開しました。そちらの方を読んでくれると幸いです。一応、旧作の方は残しておきます…