「夜明け」を含む小説

ふたりの世界がゆっくり進むBL小説を書きました。 学校で事務員をしている主人公・レイくん（錫白黎）とデイトレーダーの同居人・瀬崎のお話。 既刊「溺れる羽」「日日の止り木」「水紋を…

会社を辞めて自宅に引きこもるようになった「私」。 暗い思考から逃れるように、真夜中の散歩に出かけた。 足に任せて辿り着いたのは、会社員時代によく参拝していた小さな神社だった。 …

立冬 × ホリゾンブルー 空を墜ちていく。 あの瞬間を探して、夜の街を見上げる。 こちらの作品は、天野蒼空様主催のイベント参加作品となります。

忘却のいうひと時の休息から目覚め、 男がたどり着いたのは賽の河原か。 石塔は崩され、再び振り出しへと戻る。 暗転か、流転か、捻転か、 混迷を極めた時、男は言った。 「俺の白ブリ…

第16回空色杯への応募作品です。

漆黒の深夜から透明なブルーブラックに移ろう時刻の幽けさ、蜉蝣のような刹那の儚さと繊細さを歌う。捉えがたい瞬間を捉え、言語や論理ではない、一つの現実を提示する。

二年前に死んだ少年の日課は、昨日まで、病室の花を変えることだった。 〈死神〉として死人の魂を洗濯屋まで送り届ける仕事をする傍ら、自身の魂の〈汚れ〉を落とすための糸口を探す翠は、眠…

僕はそれでも君と共に過ごすことを選んだ。ただし、許されたのは僅かな時間。限られた時間の中で、僕らは互いに確かめ合う。君と語り、触れ、ただ君を見つめた。だが、必ず夜明けは訪れる。愛…

僕にとって最期の一日の、最後の夜。 ただ一つの我儘に、この街で自分の“残り香”を探しにきた。 夜明けに向かう中、記憶と共に街を駆ける。

北條美里は後悔していた。 顔色ばかり伺って他人に合わせてしまう彼女は、 自分に足りない何かをいつも探している。 毒にも薬にもならない自分自身の存在価値に怯え、 やり場のない怒…

　2075年、記憶継承技術が実用化された世界。 　記憶継承研究所の主任研究員・穂積早苗の前に、一人の新入職員が現れる。 　彼女の仕草は、3年前に失踪した早苗の母によく似ていた。 …

　瞬く星のように、人生は儚く、そして美しい。 　生命科学研究所の研究員・葉山夜詩子の前に、突如として現れた不可思議な能力。人々の頭上に浮かぶ死期を示す数字。その能力に戸惑い、苦悩…

1時間で書いたものを投げていきます。 この物語群は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません 【簡易目録】 目の前に、ありえない姿の死体が転がっていた。………

小悪党である、京の目明し陶次の物語 幕末の京を舞台にした、哀切な物語 大坂出身の目明し陶次が主人公です。 庶民の側から見た、幕末の京の情勢、風情や情緒を、史実に忠実に描いて…

★ 3つの夜から選ぶ秋の短編小説企画コンテスト【ショート作品集】選出！ ありがとうございました ★ 月刊小説誌の校了明け。 徹夜の出張校正を終えて印刷所を出てきたら、目の…

　宮廷画家レイモンド・シャドウの才能は、誰もが認めるところだった。しかし、彼の心の奥底には、誰にも言えない秘密が眠っていた。20年前の悲劇的な夜。王女の死。そして、一粒のルビー。…

夜が明ける。 美しい山々は、全てを抱くように、ただそこにある。 夜明けをテーマにした1000文字小説(超短編)

短歌連作10首です。よろしくお願いします。

高校二年生の物井巽(ものい　たつみ)はある日、小中以来の親友である神余奏(かなまり　かなで)から片思いの相手である水銀麗華(みずがね　れいか)に彼氏がいることを知る。しかも、その…