「#奇譚」を含む小説

幼い頃に神隠しにあって以来、森に近づくことを禁じられた姫「アカ」。 国造りの息子との婚礼を控えたある日、濡れ衣を着せられて原野に逃げる。 満月の夜の度にアカを呼ぶ不思議な声は、森…

犬娘を中心に、胡散臭い男と赤い女とプラスアルファがダンジョンで冒険します。 冒険かどうかは正直怪しいですが、こんなもん言ったもん勝ちですから冒険です。 ……あ、あと健全ですよ、…

送り犬（おくりいぬ）は、日本の妖怪の一種。東北地方から九州に至るまで各地で送り犬の話は存在するが、地域によっては犬ではなく狼であったり、その行動に若干の違いがある。単に山犬（やま…

三人のおじさんが回していた店の謎。

男は墓の中にいた。彼は自分がそこにいる理由を探ろうと、記憶の中に迷い込んだ。

その人は気が付いたらそこにいた。そして、どこに行こうか考えていた。

国木田独歩は武蔵野散策中に神の顕現を祈るが…角川武蔵野文学賞応募作

京都の大学内にあるバーのマスターが様々な怪異譚を歴史的・文学的知識で解決する物語。 【舞台となる場所】 A地下：K大学地下にある、アングラな雰囲気のバー。マスターが1人で切り盛…

フリーライターの高井戸は、食通として知られる女性実業家を取材。夫が失踪した後、親子ほど年の離れた愛人と暮らす彼女の秘話とは……。◆ 自主企画《いっぱい食べる君が好き（後日消滅）》…

凡庸であることをすっかり受け入れて生きる雛子の日常に漣を立てた、万年筆インク「時雨」、そしてそのための万年筆。書いたはずのない文章が手帳に現れる怪奇を紐解くうち、雛子はある想いに…

魔が人を脅かす時代。魔を祓うことの出来る神子を生む一族は、臣民を守る為にその血脈を 「桜の宮」に住う貴族として守って来た。 そんな貴族の一人、鈴鳴東雲の正妻・桃は17歳。しかし…

女神イルステリアは本日付けで定年退職（人間基準の年齢では断じてないby本人談） セカンドライフはどこかの世界で静かにのんびりとした生活を送りたい、そんな中手頃な世界を見つける 魔…

シャーマンプリーストであるガイルは、あまりにも強すぎ、またギルド内の人望もあった。 そのせいで嫉妬に狂った勇者ベルは、難癖をつけてガイルを追い出してしまう。 追放されたガイルは、…

高校二年生の吉野希実は部活もバイトもせず、もの凄く楽しいことも、もの凄く辛いこともない安定の学校生活を送っていた。 ある日、下駄箱に放り込まれた一通の手紙が、変わり映えのない彼女…

大男の魔術師に仕える遣い魔アルレッキーノは弟子の赤毛の小娘に毎度毎度手を焼かせられる。 悪魔最下層の階級たる遣い魔にとっても他者の不幸は蜜の味。 しかしお調子者のアルレッキーノに…

秘蔵　審氏のお書きになった「神秘蔵アヌビスシリーズ」のスピンオフストーリー。本編は「胡乱の城」「兄弟Diabolusの過ち」と「黑矢木山奇譚」になります。 高円寺にあるバーCo…

迷宮《ダンジョン》があれば人が集まる。人が集まれば町ができる。そんな迷宮の町・オルムに〈白髪のダリオン〉と呼ばれる老冒険者がいた。 人はいいがさほど腕が立つわけではない。そんな彼…

　一人の友人が姿を消した。 　その事実に篠宮綾香はただ困惑するばかりだった。 　そこへ友人である狭山愛美が綾香に告げた。 「この高校の七不思議って知ってる？」「〝開かずの部屋〟を…