「道 短編」を含む小説

　普通の甘いものではこの疲れは癒せないっ！ 　そんなことを考えながら、会社帰りの道を歩いていた壱花は、見たこともない駄菓子屋にたどり着く。 　見るからに怪しい感じのその店は…

夏のとある室内、冷房の効いた１つの薄暗い部屋にあるパソコンの画面が光っていた。その画面をマジマジと見つめる男子高校生の磯浦豊（いそうらゆたか）。 彼は根っからのオタク気質で現実の…

幼馴染みに誘われ、帰り道をともにすることになったA。しかし、幼馴染みにはある目的があって…… 幼馴染みが直接あなたに語りかけるような語り口を採用した、体感型デートノベル。 A…

エルフ　ミノタウロス　ドワーフ　オーガ　巨人族　オークたちが自慢の肉体を引っ提げてべガラス城に集結！ 　

僕の町からは大きな山が見えて、冬になると真っ白に姿を染める。 風花という言葉も、なにもかも僕が知る前にあいつは当然のように知っていた。

とある空間、とある時間、とある地点――……。 そこは我々の知る現実と、我々の巡らす空想の狭間に在る町。 そこは薄明をたよりに覗いた万華鏡の様な町です。 ここで綴られるものは、その…

村を旅立ったばかりの勇者が道で出会ったのは……。

父が息子に技を受け継がせる。 優れた矢。それは無駄な苦しみを与えないが故に人の道に適った武器と言う。 しかし、戦そのものが人の道に外れているのではないか。 父と息子は満月の下、対…

悪いことは重なるもので。 いつも運転してくれる先輩の突然の欠勤。慣れない運転。事故による交通渋滞。 カーナビ通りに来たのに、どうしてこんな山奥の細い道で立ち往生してるの？ 細い道…

この物語は主人公のアイトとヒロインのさらが紡ぐ恋の物語です！ 主人公が苦難や葛藤を乗り越えて自分の道を切り開いていくという展開になっています！ 気になる方は是非1度見てみてくだ…

なボコボコの軽自動車で佐久間さんは現れた。 「一緒に逃げよう」と。 高校中退した不良少女と、父から暴行を受ける少女の逃避行。 彼女たちはどこでUターンするのか。 何のためにUター…

いつも通る道から見える屋敷の二階、そこに佇む美しいあの方の姿。 名家の長男を慕うひとりの少女に届いたのは、恋い焦がれるあの方からの秘密の手紙だった。 約3000文字ほどの短編で…

『踏切、遮断機、警告音』 　踏切は道を二つに分ける。 　今まで歩いてきた道と、これから歩いていく道を。 　遮断機は場を三つに分ける。 　安全な場所、危険な場所、安全な場所。…

とある警察署で、男は警官に取り調べを受けていた。男は罪を犯した後悔から酷く動揺している。そして徐々に語り出される真実とは？

心菜は歩く。たった一人で。 心菜は歩く。この冬道を。

「お兄ちゃんにまとわりつく悪い虫は、私がぜんぶ始末してあげるね！」 そう言った義妹の声は震えていた。 夜の路地裏には、俺と義妹の他に人影はなかった。 頭上には月明かり。義妹は華奢…

山の開けた道に一枚の獣の皮が落ちている。祖父は皮は山の恵みであり、それ以上を求めて森に踏み込んではいけないと言った…あれから１０年、消滅集落の記録を撮るために大学の友人とともに祖…

挫折を抱えた綾人は将棋部の部室で、元プロ棋士の孫、リョウと出会う。 唐突に対局を申し込まれ、将棋を指す二人。 リョウが指した悪手から、綾人は、彼女が最年少プロ棋士への道が閉ざされ…

婚約していた恋人に棄てられた反動で騎士の道に身を置くことになった青年が、寄りを戻そうと迫ってくる恋人から逃れる為に直の上司である女隊長に恋人のフリをお願いするお話です。

　男は積雪の街を一人急いでいた。病院から無事に子どもが生まれたとの連絡があったからだ。 　会社の人間たちから祝福の声を背に受けて、仕事を切り上げた男は会社を後にした。 　幸せに…