「探偵 推理」を含む小説

“僕”は十歳ぐらいの頃から殺人のあるテレビドラマを見て、すぐに犯人が分かるようになった。それどころか、実際に起きた事件でさえ、未解決の時点で、犯人が分かることさえある。こういう超…

この世には、推理無用の名探偵が存在する。 彼女は推理を必要とせず、百パーセントの確率で犯人を言い当てる。 なぜなら、彼女には見えているからだ。 犯人の頭に、『私が犯人です』と書…

二時間ドラマの犯人を、「テレビ欄を読んだ」だけで当ててしまう女とか、あなたの身の回りにいないだろうか。 河南はそういうヒロイン。 メタ推理の前に、二時間ドラマもミステリ小説も…

「うちのばっちゃんは、あの名探偵の孫の友達の隣の家の人のクラスメイトなんです！」 　そう誇る自称名探偵しずく。 　学校の怪談の一つである「午後六時っ位に出る幽霊」の謎を幼馴染の…

KAC2021 ～カクヨム・アニバーサリー・チャンピオンシップ 2021～ 3回目お題「直観」

安楽椅子探偵を売りにしている探偵、相知虎守（おうち　こもる）は依頼のこない日々を送っていた。 そんなある日、自宅で過ごさなくてはいけない緊急事態宣言が発令され、家で過ごさなくては…

ある日『白雪姫は毒リンゴで殺された』と書かれた張り紙がされた。 その学校では、白雪姫と呼び慕われていた人物が、転落死していた。 警察は自殺と判断したが、張り紙には、殺されたと書か…

現実の面白味のない探偵業に辟易する男。しかし彼の姪っ子は、推理小説のごとき実在する『名探偵』だった。 「この事件は、おじさんに解明してほしいんだ」 ある日『美少女探偵』の通り…

心霊現象に悩まされた三隅和花は、なんとかその霊から解放されたいと霊媒師、除霊師、占い師、神主、僧侶、多くの人や場所に頼ってきた―― しかし、そのどれもが全く効果は無く・・・ …

今や全国に何千万店舗もあるコンビニ。その中でも大の妄想女子『小原さん』は、毎日お客さんの買った物からその人の生活を妄想で推理してしまう。そんな彼女に常連さんからお願いされた事件と…

野良猫みたいに生活している探偵の話

解離性同一性障害を患い過去の記憶に大きな欠落を持つ私立探偵は、「警察案件」を嫌う事で知られていた。しかし、ひょんな事から連続殺人事件に巻き込まれる。

レイが亡くなった場所へお参りしに行った森繁悟史。そこで出会ったのは、生前のレイが通っていた大学の同級生だった。彼女達に誘われ些細ながらもレイを供養しようとする集まりに参加した悟史…

探偵などとタイトルに書いてあると、これがまるで推理小説のように勘違いしてしまうかもしれない。確かにこの話には密室殺人も刑事も探偵も、その助手だって出てくる。しかし、この話は決し…

探偵：塚 真得は卑劣な犯人の罠にかかってしまい、5000文字後に死ぬ毒を飲まされてしまう。しかし、犯人はこの中にいることは分かっている！ 果たして真得は5000文字以内に犯人を捕…

　お菓子大好きな名探偵、甘党甘奈と唐辛子大好きな助手、辛党辛吾は依頼者を待つ間、『バレンタインデー』に起こった殺人事件の推理ゲームを行う。 　チョコレートの甘さに隠された真実とは…

「私がやりました」「私もやりました！」「いや実は僕が」「ふざけるな！ やったのは俺だ！」 神聖なる推理の場で、犯人が次々と名乗りを上げる。 「探偵さんも現場にいたでしょう？」「ま…

「お前、嘘ついたね」 人の言ったことが嘘かどうかわかる真実追求《Lie Detector》こと雲谷業幸、正直者しかいない世界で逆に人間不信となった彼は、大切な人である白崎唯を守る…

「何が目的だ。」 圭太がじっとこちらを見つめる。 私も瞬きせずに圭太を見つめ、なんの事か、と口を尖らせた。圭太がますます憤慨しているようで、「ふざけんなよ、俺は全部知ってるんだぞ…

真夏の夜、海辺の別荘で大学生の男が殺される事件が起きた。 容疑者は友人であり別荘に留まっていた大学生三人。 しかし、凶器が発見できず事件は難航。 そこで、警察からの要請で事件現…