「ラスト」を含む小説

命は峻別され、命は尊重され、命は冒涜される―― うららかな春の日の午後、僕は彼女の密かな葛藤を知った……。 誰のせいでもない瑣末な事件、いや事件ですらない不思議にすぎる迷いを―…

バツイチとなったわたしの元に、荷物が届いた。中を開けると、ぴょんと人形が飛び出した。人間と見紛うその人形と楽しくも隠微な世界に浸っていたが……

お品書き ２０２０年の破片 　ずっと前から書きたかったやつ。長編にするはずだったもののラストだけを切り取った作品。 　在る少年の勇気の賛歌の話。 Forget me not …

雪の降りそうな帰り道を歩く高校生２人。彼女が、読んだミステリーの話を始めて……

死んだ父の遺品整理をしている際にみつけた古びた手帳。 そこには、父がずっと隠していたある秘密が書かれていた。 カクヨムWeb小説短編賞2020へ応募中。 全4話の予定。

＜無自覚バリタチムーブするノンケ先輩×片思いこじらせすぎネガティブメンタルのゲイ後輩＞ つきあってるのにじれじれしてる二人の身悶えBL。ただし攻めはがつがつ行くよ。 ● 大学二年…

今回のエピソードは物語後半やラストのための伏線を随所にちりばめてみました。 読み進んでいくうち、ああ、これはあの時の伏線だな、なんて思ってもらえると嬉しいです。

余命半年、それが彼女に残された時間だった。 生まれつき病弱な少女【アリス】は病室でただ一人、最期が訪れるのを待つしかなった。 これは、孤独な少女と、とある青年の話＿＿＿ ラストに…

好きだった元同僚に、駄目もとのリベンジをかけて再会するものの、二人の向かう道がもう違ってしまったことを再確認して、失恋を味わう夕暮れのエピソード。 ゆるい失恋エピソードです。 …

ドス黒なずみ童話のラスト５本目の素材は、「ラプンツェル」です。 いろいろツッコミどころ満載であり、ショートショートのくせに前後編の２話に分かれての更新です。 後編ですが、２０１９…

放課後の図書準備室、一年生と三年生で幼馴染というちょっと変わった関係の2人が、特定の人物における性格背景・行動理念の突飛な造形と彼我の距離感の関連性に注目した考察メタフィクション…

脳腫瘍から発症するてんかんのせいで入退院を繰り返した母の、最期の１０ヶ月の記録。この日記は母に捧げることはできないので、静かにここに放置しておきます。介護でお役に立てる情報を拾っ…

ここはなんの世界なんだ？ 私達の死は、約束されたものだったのか？ ……何もわからない。 助けて。

　数年前に妻を亡くし、娘の美代子とふたり家族の主人公・久賀孝太郎。その娘が、クリスマスに望んだプレゼントは──母親！？ 　しかし、そんな無茶な願いを、今年の抽選で当たった｢本物の…

　2020年メリークリスマス作品『ルーシー・ダイヤモンド・ドーソンと晩餐を』の完結完走を記念して、作中へふんだんに盛り込んだ映画ネタを一日一本、クリスマスまで500～1000文字…

部員たちは廃部になってしまった音楽部の部室を掃除していた。 そこでいろんな思い出が見つかり、過去を思う話

俺こと私立探偵乾宗十郎は、年末恒例の大掃除に追われ、やっとそれも済み、一息ついているところへ来客が現れた。 つい最近刑務所を出たばかりのその男は、俺に”行方知れずの娘にクリスマス…

私は時々タイムリープする。 私の隣に住む先輩はとても優しく明るい。 引っ込み思案の私の憧れの人物だ。 僕はある隣人が怖い。 多分隣人は……狂人だ。 道化師の悪魔は私の日常を壊…

クリスマスの夜は仕事で忙しい彼。仕事が終わり、街からクリスマスの気配が消え去った後、彼とともに過ごすかけがえのない時間。 クリスマスに読みたい、恋のお話。