「生きている。」を含む小説

社会人になったモモ。職場で親しくなったリリィ先輩には、少し変わった趣味があった。「大人なのに」「子供っぽい」そう言う人がいるかもしれない。でも先輩は私より、その辺にいる人たちより…

この世には、不思議な者がいる。 生きているのか、死んでいるのか、人なのか、人ではないのか分からない。だが確かに存在している彼らは、今も尚、神々と共に私たちを見守っているらしい。

太古、女神アルテは、人族に食べ物をあげていた。 人族を可愛がっていた。 しかし、ある男が不満を言う。 その男に邪神が近づく。 やがて・・・

2023年9月27日の水曜日。曇り。 時刻は14時02分。 父は今を生きている。 パソコンのキーボードで紹介文の枠に文字を打ち込んでいる今この最中、今もリアルタイムで聞こえてくる…

青さまの企画参加作品です。 詩なので、青さまにお気に召してもらえるか、とても心配ですが、一応、書いてみました。

蒼井ミハエルは、外見は十一歳くらいの人間にも見えるものの、その正体は、＜吸血鬼＞である。人間の＜ラノベ作家＞である蒼井霧雨（あおいきりさめ）との間に子供を成し、幸せな家庭生活を送…

人気女流作家“戸瀬千代子”。決して顔を明かさない彼女は、酒瓶に埋もれて今日を生きている。

ダンジョンと呼ばれる異次元への扉が開かれ、世界は混沌へと落ちていく。それらを照らしたのは、奇しくもそのダンジョンをエンタメとして活用した配信者たちだった。 雨宮蒼井の父は、かつ…

怪奇小説を書いていた伯父が死に、その家も焼けてしまった。 彼の小説の「焼け残り」を、連作短編のような形でここにアップしてみる。

死にたいという漠然とした感情を抱えて生きている女性、十束來海(とつかくるみ)は、ある日、自らを天使と名乗る少女・十愛(とあ)と出会う。

借金まみれの伯爵家の令嬢マリアニージャは固ゆで卵と塩スープが得意な18歳。兄といっしょに食いつなぎ、精一杯生きている。だが、いよいよジリ貧赤貧素寒貧。いい仕事はないものかと口利き…

見習い魔女のルッカは、１人前の魔女になるために課題を受ける。 その「課題」とは、ある１人の人間と出会い、友達になることだった。 春先に家が火事に遭い、亡くなったはずの女子高生楠…

　この世とあの世の境目で、彷徨うことになった死者たちが、現世に残した未練を探して生前愛した者たちを見守っている。 　未だ生きている誰かのため、本当に伝えたい言葉を見つけたとき、た…

堕落した彼が生きていることを実感するお話です。文はいつもと雰囲気変えています。

宇宙を創造したビッグバンは神の意によるものだった。その意とは生命として生きることや存在する全てのものを生かすという価値、その意と義と名分を確立したいと考えたからだ。 正しい生き方…

友人が死を選ぶと宣言しても、遺された二人は彼の遺志を尊重した。当然悲しいけど、「死なないで」なんて無責任な発言はできなかったし、彼が生きている間に、暇があったら飲みに行こうよとし…

大概、迷惑な、彼女たちだが、必死で生きている

なんでこんな男、好きになっちゃったんだろ？ 　テッペイはスポーツマンで超絶イケメン。 　だけどアルバイトはすぐサボるし辞めるし、就職はしたがらないし。 　エッチだし、空気読めない…