有理

「蚕」

「蚕」(かいこ)

戸瀬 知代子(とせ ちよこ)

中村 昌(なかむら しょう)



中村N「先生は言う。」

戸瀬「この世の水が全部アルコールなら世界はもっと愉快だったと思わない?」

中村N「ケラケラ、乾いた笑い声と共に」

戸瀬「次はそんな世界がいいな。」

中村(たいとるこーる)「蚕」

___

戸瀬「昌くん、早いよ。」

中村「いえ。約束のお日にちです。」

戸瀬「私の中ではまだお日にち来てません。」

中村「いいえ。本日〆切で間違いありません。」

戸瀬「…あら?その手元の紙袋は何?」

中村「こ、れは、差し入れですが、」

戸瀬「あら、あらあら?美味しそうな匂いがする」

中村「差し入れのはずだったんですが!原稿がまだならお渡しできません。」

戸瀬「差し入れなんでしょ?私の」

中村「そうですが、」

戸瀬「その大きさ、ワインだね。きっと赤。私の好みを探してきてくれたんだ。そうに違いない。」

中村「戸瀬先生。原稿と交換です。」

戸瀬「…」

中村N「出版社勤務、さらに資生社と言えばなかなかの高給取りだと言われるだろう。以前担当していた作家先生から担当替えをお願いされ出世コースから外されかかっている僕中村昌は、変わり者で担当替えなどザラな戸瀬知代子先生の担当へとつけられて2年が経とうとしていた。」

中村N「彼女は文豪間藤恭平と並ぶ人気作家の一人だ。しかし、性格というか生活が退廃しきっていた。」

戸瀬「原稿はまだだよ。」

中村「戸瀬先生、先週も聞きました。必ず書くという約束をして、先週も差し入れお渡ししたでしょう。」

戸瀬「書けなかったものは書けなかったんだ。仕方ない。誰が悪いわけでもない。仕方ないことなんだ。」

中村「先生。約束破りましたね。」

戸瀬「約束は破る為にあるんだよ。」

中村「何ですかそれ、お得意の屁理屈ですか。」

戸瀬「言うようになったね。」

中村N「玄関先にまで転がる酒瓶は先週差し入れた一升瓶。玄関に散らばるのは靴ではなく空き缶だ。彼女が靴を履いているところを僕は見たことがない。」

戸瀬「まあ、毎回破ってばかりじゃ約束するための信用がなくなっちゃうね。今日ばかりは書こう。ほら、上がってお茶でも淹れなよ。」

中村「先生が飲むんですか?」

戸瀬「ばか言うな。茶なんか飲むか。次飲む酒が不味くなるだろ。」

中村「別にお茶飲んだところで変わりないと思いますよ。」

戸瀬「分かってないな。昌くん。喉がカラカラで今にも干からびてしまいそうなところにこそ黄金の聖水を行き渡らせる。その為に労働しているんだよ。私は。」

中村「まあ、書いてくれるなら理由は何でもいいですけど…」

戸瀬「うん。待ってて」

中村N「先生はそういうと水の入ったボトルにウイスキーを注ぐ。そのボトルをシーシャに取り付けコポコポ音を立て始める。甘いチョコレートの匂いが部屋中を満たす。この人はいつもこうだ。今日はウイスキーだが先月はワイン、その前はテキーラ。まともに水煙草を吸っているところを見たことがない。」

戸瀬「あーあ。とっておきのマッカランが空っぽだ。とんでもないコストパフォーマンス。」

中村N「カタカタと叩くキーボード。愚痴の間もその音が止まることはなかった。」

___


戸瀬「ん。お待たせ。」

中村「え、もう書けたんですか。」

戸瀬「もうって、3時間は経ってるよ。」

中村「あ…本当だ。」

戸瀬「昌くんはまだ山積みだね。仕事でしょう、それ。」

中村「待ってる間少しだけと、思ってたんですけど。」

戸瀬「そこ、君のデスクにしていいよ。」

中村「え。」

戸瀬「社内じゃ落ち着かないから持ち運んでるんだろう?その書類もパソコンも。」

中村「…」

戸瀬「違った?」

中村「いえ。原稿、拝見します。」

戸瀬「その前に、その紙袋くれないかな。原稿と交換です、だったね?」

中村「まだ飲むんですか。」

戸瀬「失礼だな。飲んでないだろう。吸ってただけ。」

中村「体壊しますよ。」

戸瀬「精神が壊れるよりマシさ。ほら、交換。」

中村N「差し出した紙袋と引き換えに渡されるUSB。自分のパソコンへ挿し込むと確かに〆切のエッセイ一本と短編一本が書き上げられていた。これをたった3時間で書ける、戸瀬知代子は恐ろしい人だ。」

戸瀬「サブリナ、かっこいい包装だねこれ。」

中村「海底で熟成させてるんですって。」

戸瀬「へえ」

中村「そのボトル、海の贈り物がついてるらしくて。唯一無二のボトルなんだって店員さんが教えてくれました。」

戸瀬「唯一無二ね、」

中村「そしたら、乾瓶になっても大切にするかなと。思いまして。」

戸瀬「はは、面白いこと言うね。」

中村「この短編は珍しくラブストーリーですか?」

戸瀬「ラブストーリーに見えるなら。」

中村「…」

戸瀬「何?」

中村「いえ。」

戸瀬「冷蔵庫にアテあったかなー。」

中村N「先生が書いた短編小説は、年若い男女のお話でタイトルは“窓際”だった。高校生活から語られた男女の交際は大学、就職を経てやがて終わりを告げた。描かれる背景に必ず出てくる窓。教室だったり、レンタカーの車内だったり、同棲していた部屋だったり。場所は違うが必ず書かれる窓。その際で、心の動きがよく分かるような作品だった。」

戸瀬「お、美味いよ。これ、」

中村「よかったです。」

戸瀬「昌くんも飲む?」

中村「仕事中ですから、遠慮します。」

戸瀬「昌くんは仕事中しかここに来ないだろう」

中村「はい。」

戸瀬「もしかして、下戸?」

中村「…」

戸瀬「じゃないならたまには編集者としてじゃなくて、中村昌として飲みにおいでよ。」

中村「できません。」

戸瀬「何で?」

中村「…先生。僕の不祥事を知っていますね。」

戸瀬「それは担当外された理由ってことかな?」

中村「はい。」

戸瀬「知らないよ。話さないじゃないか。」

中村「…」

戸瀬「君は愚痴も吐けない、いつも息詰まった顔をしている。そのまま生きてると壊れてしまうよ。」

中村「…」

戸瀬「私の体が壊れるのよりもっと早く、君が人でなくなる。そうしたら、誰がここに新しい酒を持ってきてくれる?」

中村「結局お酒ですか。」

戸瀬「そうだよ。だから、私は前の作家とは違う。」

中村「先生」

戸瀬「見てごらん。私の顔。」

中村「…」

戸瀬「どう?」

中村「顔だけ見れば、お綺麗です。」

戸瀬「そうだろう。」

中村「嫌味だったんですけど。」

戸瀬「いや、事実だからね。この顔の造形は美しい部類だろうね。」

中村「それも嫌味ですね。」

戸瀬「私の顔、どうして表に出さないと思う?」

中村「…さあ。」

戸瀬「売れるだろうさ。今以上に。美人作家が織りなす巧妙なストーリーとか言ってさ。サイン会とか開けば人気も出るはずだ。」

中村N「振り返ると散らかったデスクに足を掛けてふんぞり返った先生が遠くを見つめていた。」

戸瀬「どうしてそう、しないと思う?」

中村「作品だけで、戦っていきたいから、ですか。」

戸瀬「はは、違う。私はそんな勇敢に見えてるかな。」

中村「いえ、」

戸瀬「虫が、嫌いなんだ。」

中村「虫?」

戸瀬「この顔に集る虫、蛾だな。顔に引き寄せられてちらちら視界を邪魔する蛾。」

中村「人を虫扱いするのはどうかと思いますよ。」

戸瀬「同じ生き物なんだから。寧ろ下心がない虫の方が幾分マシかもしれないよ。」

中村「はあ、」

戸瀬「私はね、蛾に喰い殺されたんだ。昔。」

中村N「遠くを見つめる先生の目はギラギラ揺らいでいた。」

戸瀬「綺麗だ綺麗だと寄ってきたものをあの頃の私は素直に受け入れた。何でもさせてやったさ。まだ作家になる前、こう見えて商社で受付なんかしてたんだ。」

中村「普通の仕事を?」

戸瀬「そう。酒なんて一滴も飲めない正しく下戸そのものだった。当時の私は、真っさらで何も知らない処女だった。」

中村「…」

戸瀬「私を好きだと言う男を受け入れて毎日世話をしてやった。私の稼いできた金で何でも買ってやった。だのに裏切ったんだ。仕事から帰ったら見慣れない赤のハイヒールが玄関にあって、情事の声がリビングまで響いていた。はは。笑えたよ。あいつ私より不細工な女と寝てたんだ。」

中村「先生」

戸瀬「許せない、という感情より先に呆れた。そんな顔の女で満足するような男に今まで貢いでいたのかって。自分に呆れきった。」

中村「先生が呆れる必要ないじゃないですか。」

戸瀬「いいや。蛾すら見極められないこの目に呆れたんだ。」

中村「…」

戸瀬「それから、通帳と印鑑を持って部屋を出た。そして書いてやったんだ。あいつのこと洗いざらい。私のことも。」

中村「処女作、“繭”ですか。」

戸瀬「そう。あれは私のことだよ。私が脱ぎ捨ててやった繭のこと。」

中村「どうして僕に。」

戸瀬「いつまでも腐った繭の中にいたら体も腐ってしまうよって教えてあげようと思って。」

中村「…」

戸瀬「酔っ払いの戯言さ。嫌なら聞き流して。」

中村「…僕は、呆れることすらできませんでした。」

戸瀬「うん。」

中村「前の担当させていただいていた作家先生はまだ若い女性でした。」

戸瀬「私も若いがね。」

中村「先生とは違ってまだ真っさらで酒も飲まない女性でした。」

戸瀬「つまらない女だね。」

中村「彼女は僕に疑似恋愛をして欲しいと言いました。ちょうど売り出したい美人作家、上司も何でも言うこと聞いてやれと躍起になっていました。」

戸瀬「つくづくつまらない。」

中村「僕は彼女の前では恋人として偽物の恋愛を繕ったんです。でも、上手くいきませんでした。疑似恋愛の境界線を逸脱させるような彼女の欲求に僕は応えられませんでした。」

戸瀬「…」

中村「そうしたら、暫くして彼女は上司にこう言ったんです。“乱暴されたから、担当を替えてほしい”と。」

戸瀬「そう。」

中村「僕からは指一本触れていません。なのに、誰も誰一人信じてはくれませんでした。」

戸瀬「そうだろうね。」

中村「…会社内には僕の居場所はありません。」

戸瀬「よく辞めないで続けてるね。」

中村「自分でもそう思います。」

戸瀬「意地かな?」

中村「どうでしょうね。」

戸瀬「昌くんは可哀想だね。」

中村「…そうでしょうか。」

戸瀬「そうまでして、どうして出版社に縋る?」

中村「分かりません。」

戸瀬「作家になりたかった、とか?」

中村「僕は何かを創造したことはありません。」

戸瀬「なら尚更だ。どうして就職したんだよ。」

中村「見返したかったから」

戸瀬「誰を」

中村「父です。」

戸瀬「そう。」

中村「僕の父はあきらと言う名前です。日を3つ並べた漢字で晶。」

戸瀬「うん。」

中村「僕は1つ日を減らした名前を付けられました。これは父が付けた名前です。」

戸瀬「いい名前だと思うけどね。」

中村「嫌味ったらしいでしょ。どう考えても。」

戸瀬「お父さんに聞いたの?名前の真意」

中村「聞きませんよ。解釈は人の勝手ですから。」

戸瀬「君がいいならいいけどさ。」

中村「父は本の虫で。昔から休みの日となると書斎に篭って本ばかり読んでました。遊んでくれたことなんて一度もない。」

戸瀬「そう。」

中村「だから僕は本に執着しているのかもしれません」

戸瀬「そうだろうね。」

中村「書けないから、だから出版社に入ったんです。」

戸瀬「不純な理由だ。」

中村「そうですね。」

戸瀬「でも可愛い理由じゃないか。お父さんに自分の事を見て欲しかったんだろう」

中村「いえ」

戸瀬「そうだと私は解釈した。解釈は人の勝手なんだろう?」

中村「…」


中村「カタカタ、何書いてるんですか。」

戸瀬「君にも“繭”を書いてやろうと思ってね。」

中村「繭?」

戸瀬「自分じゃ書けないんだろう?」

中村「先生」

戸瀬「私が代わりに書いてやるよ。腐った繭から引き摺り出してやる。」

中村「でも、今月の分は」

戸瀬「入れ替えればいい。それとも来月出せばいい。君が世に放ちたくないというなら墓場まで持って行くといい。」


戸瀬「作家戸瀬知代子が君に、中村昌の為だけに筆を取ってやると言っているんだよ。」


中村N「部屋中に充満するアルコール臭。見上げた顔は、今まで見た顔の中で一等恐ろしかった。」


____


戸瀬N「断崖。岩をも砕く波飛沫。カツンカツン、と金属が叩く地面の音。履き潰したサイズの合わない赤いハイヒール。踵から覗いた銀のそれは赤黒く燻んでいる。」


戸瀬N「見上げた夜空がちらちら私を嗤う。」


戸瀬「煩いな。」


戸瀬N「私の生きる現実世界はまるで、息のできない水中みたいだ。」

____


中村「先生?」

戸瀬「ああ、起きてたの?」

中村「どこに行ってたんですか」

戸瀬「酔いが覚めたから、ガソリン調達に。」

中村N「乾いた笑いと共に掲げられたビニール袋にはカラカラとなる酒瓶が詰まっていた。」

戸瀬「近頃のコンビニはいいね。ワインまで売ってるんだから。」

中村「え、先生靴は」

戸瀬「あー。すぐそこだからさ」

中村N「先生の足には室内履きのスリッパがくっついている。」

中村「前から思ってたんですけど、この家靴あるんですか。」

戸瀬「まあ、あるだろう一足くらい。」

中村「他人事ですね。」

戸瀬「滅多に外には出ないからね。流石にこの夜中に配達してる人もいないみたいだったから。」

中村「起こしてくれればよかったじゃないですか。」

戸瀬「いやいや、酔い潰れた君を起こすのも可哀想だったからさ。」

中村「…それは、ご迷惑をおかけしました」

戸瀬「スッキリしたかな?」

中村「はい、まあ。おかげさまで。」

戸瀬「それはよかったよ。」

中村「あーあ。会社になんて言おうかな。」

戸瀬「戸瀬のやつがまた原稿渋りましたとか言っとけ。戸瀬なら仕方ないってお咎めなしだよきっと。」

中村「いや、でも先生のせいにするのは」

戸瀬「世渡り上手になりなよ、本人がいいって言ってるんだからさ。」


中村N「室内履きのスリッパを室内で脱ぎ捨てどかっとゲーミングチェアに腰掛ける。人気作家とは思えないこの狭いワンルームは所々に酒瓶が転がっている。作家のくせに本棚は一つもなく、床に直置きされた雑誌と散らばる原稿用紙。椅子は蛍光色の最新ゲーミングチェアを取り入れているくせにデスクは古びたアンティーク。なにもかもが不一致で。僕に貸してくれていたカウチソファーとローテーブルだけは妙にいつも片付いていた。」


戸瀬「仕事中に飲む酒はどうだった?」

中村「…美味かった、です。」

戸瀬「飲める口なら、癖になるだろうさ。」

中村「もう飲みませんよ、仕事中は。」

戸瀬「この背徳感が堪らないよね。ふわふわ夢見心地でさ。宙を歩いてるみたいだ。」

中村「先生、素面の時あるんですか。」

戸瀬「ないよ。」

中村「それ、大丈夫なんですか?」

戸瀬「今の所、支障はないね。車にも乗ることないし、なんならこの部屋から出ることなんてほとんどない。」

中村「退廃しきってますね。」

戸瀬「はは、」

中村「僕、一旦会社戻ります。」

戸瀬「こんな時間に?」

中村「先生の原稿、印刷部に回しとかないと。」

戸瀬「どうせ〆切過ぎてんだ、今更でしょうに」

中村「過ぎてないですよ。」

戸瀬「え?」

中村「本当の〆切日は来週です。」

戸瀬「ん?」

中村「毎度、1週間余裕を持って進捗伺いに来てますから。」

戸瀬「…昌くん。」

中村「はい。」

戸瀬「君、性格悪いね。」


___


中村N「“金魚” 作:戸瀬知代子。」


中村N「この世の水が全部アルコールなら世界はもっと愉快だっただろう。ぷかぷか浮かぶ金魚を見て女は言った。そんな世界なら狭い金魚鉢でもきっと楽園だったに違いない。女はそう羨ましそうに死んだそいつを海に捨てた。」


中村N「人の体はアルコールを毒として処理することを知っているだろうか。我々を生かす為に休まず働いている内臓たちは休む暇などないのだ。胃は消化し肝臓は解毒する。我々を生かす為には酔っている暇などないのだ。」


中村N「なのに、なぜ人は酒を飲むのだろう。酔っている暇などない内臓をさらに多忙にさせる為になぜ毒を飲むのだろうか。」


戸瀬N「鮮明に、今生きていることを忘れたいからだと私は思う。全身を巡るアルコールという毒物は夢か現か世界を鈍らせる。解毒を懸命に行う内臓とは裏腹に我々は酔い続けていたいのだ。全てを朧げに、輪郭を暈して、生を誤魔化していたい。」


戸瀬N「作家という暈した世界を書き続ける私は、毒に侵され生を必死に誤魔化して生きている。ぷかぷか浮かぶのは赤いそいつではなく、私の暈した女なのかもしれない。そう、酔った勢いで誰かに吐露する日を今日も酒の海でただ待っている。」


___


中村「先生」

戸瀬「おー。お疲れ様」

中村「先生。増版、おめでとうございます。」

戸瀬「はは。また?もうお金刷ってるようなもんだね。」

中村「これ、うちの部署からのお祝いで日本酒、」


中村N「いつもなら、飛びつくほどに喜ぶはずなのに先生は窓際に立っていた。普段は閉まっているベランダの窓を全開にした先生はこの部屋に充満するアルコールの匂いを外へ追い出していく。」


中村「先生?」

戸瀬「ん?」

中村「…酔ってるんですか?」

戸瀬「いいや。」


中村N「ふと見下ろした足元には、薄汚れた赤いハイヒールが転がっている。踵は削れ金具が突き出し赤黒く燻んだ、もう履けないだろう靴が無造作に置かれていた。」


戸瀬「あ。片付けるの、忘れてた。」


中村N「顔を上げると彼女は」


戸瀬「これだから、素面は困る。」


中村N「じとり、と笑った。」

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有理 @lily000

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